昨年の今頃、引っ越しを考え始めました。
移住先をどこにするか、ネットで不動産情報を見たり、内見を繰り返したりしながら、自分が何を求めているか、あっている土地はどこか、自問自答を繰り返しました。
◆松本にして何がよかったか
4か月経過して、秋の入口を迎えて、やっとわかってきました。
マンションの5階という要素も大きいのですが、まず、風が流れる。
気温の変化を肌で感じる。
近くの川が流れる音や、虫の声が聞こえる。
王ケ鼻方面からの日の出、北アルプスへの日没が見える。
◆季節のうつろいを感じることができる
寒暖差は大きいです。夜はすでに上下とも長袖。
しかし、それも含めて「季節」を感じます。もう少し掘り下げると「季節の変化」の中で暮らしている実感があります。
久しく腕時計をしていませんが、気温の変化で、時間を感じることもできます。
空の色、虫の音、風の冷たさで「秋の到来」を感じます。
つまり、時間や季節の「変化」を五感で感じることができるのです。
◆移住先で求めていたものの一つは「四季の変化」
東京出身の私が、東北を気に入ったのは「四季の豊かさ」でした。
特に春・秋は、山と田んぼの色彩の変化に癒されます。
食べ物も、季節ごとの旬がありました。
その後に「沖縄生活」がありました。南国沖縄では、海の美しさとその変化に癒されました。しかし、私にとって「四季の変化」は乏しく感じられました。
◆四季の変化を感じることで、心身ともにリラックスできているようです
四季の変化のない沖縄で、私はずっと緊張していたようです。
私は、四季の変化、気温の変化、自然の変化を感じることで、心身が安定するようです。松本暮らしが快適なのは、出勤がない、自分のペースで暮らせるという要素もありますが、それ以上に「変化の中で暮らしていること」が大きいようです。
夏、太陽は「常念岳」に沈んでいきましたが、今は「蝶ヶ岳」に沈んでいきます。
そんな発見が、とても新鮮でうれしいのです。
部屋にいるだけで、そんな変化を感じられる松本暮らしに、とても感謝する今日この頃です。