1回目では、副反応は出ませんでした。
しかし、2回目は出ました。発熱と関節痛。接種から4日目の朝を迎えていますが、まだ発熱中。ロキソニン服用中です。
◆正直、接種をためらう気持ちもあった
注射、嫌いなんです(笑)。
接種後の副反応も怖かったです。
日常生活では出勤もなく、人と会うことも会話することもありません。買い物は徒歩圏で済みますし、移動は自家用車がある。スーパーは、遅い時間に行けば空いている。
つまり、感染に対しては、かなり安全な環境にいます。
接種なしでも…と思う気持ちが、正直ありました。
◆こういう考えはよろしくない
私は、感染に対しては「安全地帯」にいると言えます。
新型コロナウィルスの流行は、世界的な危機(リスク)であり、社会課題です。
この社会課題に対し、「安全地帯」から「個人の自由を主張し、これを行使する」のは、市民として適切な言動ではないですね。とっくに辞めましたが、元公務員でもありますし。
◆「リスク・コミュニケーション」という観点からもよくない
新型コロナに関しては、フェイクニュースっぽい情報や、非科学的な主張が飛び交っているようです。「議論がかみ合わない」「危機感の共有ができない」などの状況も感じます。
議論がかみ合わない状況とは、「リスクの最前線で活動している人」×「安全地帯から指示する人」の危機感が一致しないこと。
これは、東日本大震災の現場でも経験しました。私は現地にいたわけですが、いろいろ温度差があり困ったことも少なくありません。災害時に「好意」として送っていただくものが、現地では役に立たない、むしろ負担になる…というのも、そういうことですし、原発避難区となって家を失い縁をたどって引っ越した家族が、そこでいじめられたりするのもそういうこと。
そんな経験をした私が、「安全地帯から接種をしない」というのは、社会課題に対する市民の在り方として、最低・最悪です(笑)。接種あるのみですね。
◆高校生と会話しながら「自由」ではなく「市民」について一緒に考える
受験生のお手伝いは、細々とですが続いています。
面接対策として、新型コロナの流行や、ワクチン接種に伴う人権などについて、どう答えるかという考えをまとめておきたいという相談もあります。
個人の自由という観点から攻めてもいいのですが、面接で述べるには、説明の時間などが足りません。となると「自由」をもう少し具体化した「市民」という概念で説明すると、うまくはまるようです。
もちろん、市民と言う概念について議論をした上ですが、高校生には「新鮮な概念」であり、「モヤモヤしていた考えを言語化する発想」だそうです。
こういう高校生の存在が、日本の未来を明るく照らすことになると、そう思う今日この頃です。