東京オリンピックが終わって、いろいろ捨てたことが発覚しています。
まったく…と思いますが、それでふと気づいたこと。
◆松本市内や周辺には、おいしいパン屋さんが多い
いわゆる個人商店系ですね。
オーナーが焼きたいパン、こだわりのパンを出しているお店です。
それぞれのお店・パンに個性があって、とてもおいしい。
フワフワ系、ハード系、すべてが全粒粉など、こちらもその日の気分で、「今日は○○のパンにしよう」と楽しんでいます。
◆共通するのは「いい意味でやる気がない」(笑)
おいしいお店にはある共通点があって、いい意味でやる気がないんですね。
私がよくお世話になった仙台の居酒屋さんは、突然の「臨時休業」、20時頃には「本日は終了しました」がしょっちゅう。仕入れによって臨時休業になったり、早じまいになるんですね。
こちらのパン屋さんも、「営業日が週2日(水・土)」「閉店時間が午後3時」、あるいは「本日は売り切れたので閉店しました」という告知が、午後1時にHPに出る…。
顧客中心の現代社会では、評価が下がりそうなお店ばかりです(笑)
◆パン屋でどきどきするのは
好きなパン、目的のパンがあるかどうかです。
オーナーのペースで焼いているためか、いつも全体に品薄なんです(笑)
最近は、お店ごとの「焼き時間」がわかってきたので、逃すことなくゲットできていますが、それでも、同じ時間に行っても「どっさりある日」と「スカスカな日」とがあって、油断はできません(笑)。
◆フードロスをなくすためには、お店主体にすることが大事なことを思い出す
そういうことなんです。
午後1時にパンが売り切れたら「もう1回焼く」のが、都会の発想、便利さに慣れた人間の発想、顧客中心の発想。ここに、フードロスの根源があるんですね。
こちらは、お店と職人のキャパの分しか焼かない。売り切れたらおしまい。
お店によってですが、HPで「おまかせセット」を販売しています。これは「いつ届くかわかりません」となっています。つまり、売れ残りが出た日に発送されるのですね。要は「フードロスを防ぐため」なんです。
とてもエコです。お店と顧客とが対等な関係性を結んでもいます。
いい街です。