55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

松本のパン屋さんで気付いたこと(フードロス)

 東京オリンピックが終わって、いろいろ捨てたことが発覚しています。

 まったく…と思いますが、それでふと気づいたこと。

 

松本市内や周辺には、おいしいパン屋さんが多い

 いわゆる個人商店系ですね。

 オーナーが焼きたいパン、こだわりのパンを出しているお店です。

 それぞれのお店・パンに個性があって、とてもおいしい。

 フワフワ系、ハード系、すべてが全粒粉など、こちらもその日の気分で、「今日は○○のパンにしよう」と楽しんでいます。

 

共通するのは「いい意味でやる気がない」(笑)

 おいしいお店にはある共通点があって、いい意味でやる気がないんですね。

 私がよくお世話になった仙台の居酒屋さんは、突然の「臨時休業」、20時頃には「本日は終了しました」がしょっちゅう。仕入れによって臨時休業になったり、早じまいになるんですね。

 こちらのパン屋さんも、「営業日が週2日(水・土)」「閉店時間が午後3時」、あるいは「本日は売り切れたので閉店しました」という告知が、午後1時にHPに出る…。

 顧客中心の現代社会では、評価が下がりそうなお店ばかりです(笑)

 

パン屋でどきどきするのは

 好きなパン、目的のパンがあるかどうかです。

 オーナーのペースで焼いているためか、いつも全体に品薄なんです(笑)

 最近は、お店ごとの「焼き時間」がわかってきたので、逃すことなくゲットできていますが、それでも、同じ時間に行っても「どっさりある日」と「スカスカな日」とがあって、油断はできません(笑)。

 

フードロスをなくすためには、お店主体にすることが大事なことを思い出す

 そういうことなんです。

 午後1時にパンが売り切れたら「もう1回焼く」のが、都会の発想、便利さに慣れた人間の発想、顧客中心の発想。ここに、フードロスの根源があるんですね。

 こちらは、お店と職人のキャパの分しか焼かない。売り切れたらおしまい。

 お店によってですが、HPで「おまかせセット」を販売しています。これは「いつ届くかわかりません」となっています。つまり、売れ残りが出た日に発送されるのですね。要は「フードロスを防ぐため」なんです。

 とてもエコです。お店と顧客とが対等な関係性を結んでもいます。

 いい街です。

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