昨日は、関東大震災のあった日でした。
吉村昭氏の作品が、とても詳しいです。
◆私の小学校時代
東京の区立小学校でした。
9月1日は、2学期の始業式の日。
始業式~避難訓練~HR~下校という流れを記憶しています。
地震想定の訓練ですが、「火の始末」への言及が強かったです。
◆関西に転勤すると
社会人になって、関西に転勤しました。
避難訓練の想定は、阪神・淡路大震災になりました。
これも地震想定の訓練です。ただ、逃げ方や、逃げた後の生活について学ぶことが多かったです。
いわゆる「防災」という意識ですね。
◆東北に転勤すると
避難訓練の想定は二つ。
内陸部では「宮城沖地震」の想定。沿岸部では「地震~津波」の想定。
内陸部の訓練では、経験者のお話を聞くことが多かったです。
沿岸部の訓練では、津波が来た場合、街のどこまで浸水するかの想定がありました。
◆共通するのは「逃げる勇気と逃げる準備」
原則は「何も持たずに逃げる」です。
これは、とにかく「命が最優先」という意味。「安全に逃げるタイミングと時間とは限られて」います。その瞬間を逃がすなということですね。
しかし、何も持たずに逃げて、その結果「途中で引き返して命を失う」という場合があります。また、個人情報の保護が進んだことで、本人であることを証明する書類・通帳・印鑑なしで「銀行からお金を卸すこと」が非常に難しくなりました。
ではどうすれば良いか。
ここで出てきた答えは「逃げる準備」。それは食糧・飲料だけでなく、俗に言う「貴重品」や、「本人にとって大事なもの」も。それを、一瞬で手に取って逃げるための準備をしておくことですね。
◆つらい記憶
津波で亡くなったある中学生のこと。
下校途中に地震があり、沿岸部ですから津波の想定もあり、友人たちと高台に逃げる途中のこと。吹奏楽部に所属していて、楽器のことが気になって学校に戻りました。そして楽器を持って逃げる途中で、津波に巻き込まれて亡くなったそうです。
人間って、そういう部分を持っているので、そういうことを想定した上で、「逃げる準備」を考えた方がよいです。
というわけで、私の場合は、「PC×Wi-Fi」かな。
みなさんも、逃げる準備を「自分にとって大事なモノ」という視点から進めてください。その方が「逃げるタイミング×時間」をつかみ、命を守ることになるかもしれません。