55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

早期退職後のボランティア×再就職につながったこと

 昨年末頃から、ポツポツとお仕事をいただくようになりました。

 きっかけは「学習支援ボランティア」で、そこから、とある出版社の方と知り合い、個人で業務提起を結び、お仕事×収入を得ることができるようになりました。

 ま、細々としたものですが

 

高校生の志望理由書・小論文のアドバイスをどのように行うか

 ポイントは「評価」です。

 私は「先生」ではないので「添削」はできません。

 その代わり「内容」の客観的評価をします。

 「内容」とは、文章から読み取ることができる「人物像」ですね。

 いわゆる「思考力」「価値観」などを見極めます。

 

「KSAVEモデル」に基づいて評価します

 「KSAVEモデル」とは、「知識(Knowledge)」「技能(Skills)」「態度(Attitude)」「価値(Values)」「倫理(Ethics)」の頭文字をとったものです。詳しくは以下。

  1. 思考の方法(Ways of Thinking)
    (1)創造力とイノベーション
    (2)批判的思考、問題解決、意思決定
    (3)学びの学習、メタ認知(認知プロセスに関する知識)
  2. 仕事の方法(Ways of Working)
    (4)コミュニケーション
    (5)コラボレーション(チームワーク)
  3. 仕事のツール(Tools for Working)
    (6)情報リテラシー
    (7)情報通信技術に関するリテラシー(ICTリテラシー
  4. 社会生活(Skills for Living in the World)
    (8)地域と国際社会での市民性
    (9)人生とキャリア設計
    (10)個人と社会における責任(文化的差異の認識および受容能力を含む)

この理論に出会ったのは2012年頃

 担当していたプロジェクトの立案・実施にあたり、「プロジェクトそのものの妥当性の考察」「担当者に求められる資質」「チームの合意形成」「結果の評価」などの指針として活用しました。

 被災地の未来を創造するためのプロジェクトを進めるためには、従来の発想では難しい。どうすればよいかは何となくわかるのですが、曖昧で言葉にならない。

 そんな風に思い悩んでいた時、この理論で言語化・具体化が進みました。

 やはり、勉強って大切ですね。

 

大切なのは「価値観」「倫理観」

 「KSAVEモデル」を活用してチーム作り、プロジェクトの進行を行っているうちに、採用人事をお手伝いすることになりました。

 採用試験では「筆記試験=学力」が大きなウエイトを占めます。それは「学力」が最も客観的・公平に評価できるからですね、点数化できますから。

 一方で「小論文・面接」を客観的・公平に評価することは難しいです。内容がなくても、文章力が高いことで全体評価が高くなってしまったり、その逆もあります。これでは、小論文・面接実施の意味がありません。

 本当に評価すべきなのは「人物」です。ちょっとブラックな喩えをするならば「どこかの国際運動会のトップとされるような人々」ではだめ(笑)。一番怖いのは「仕事のできる悪党」なわけで(笑)、それを防止することが大事。

 ただ、「仕事のできる悪党」を排除することになるのは結果論。

 本質は「ICTスキルに長けていることを前提に、創造性・市民性・倫理感が身に付いている人」を高く評価します。(申し訳ないのですが…、昔は高評価だった「理不尽耐性の高い体育会系・思考停止系」は、ここではじかれます)

 この発想で、「大学受験×総合型選抜」の「エントリーシート×小論文」を評価してみたのです。そういうお手伝いが、現在は稼ぎにつながっています。

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