クレジット決済に加え、電子マネーへの移行を進めています。
おかげで、振込などの手数料が減ってきました。
◆旅行代理店の「手数料」は意外と少ない
世間では「中抜き」とも言われていますが、正確には「手数料」。
旅行や帰省の時、旅行代理店に依頼しますか、それとも「自力×ネット」で進めますか?
「自力×ネット」の方が安いことも多いです。宿泊も「宿のHP」が安いことも増えてきました。要するに、代理店の「手数料」が掛からない分安いってこと。
公立学校の修学旅行では、数社に見積もりを依頼します。公務員時代、これを比較・分析していました。修学旅行は1人あたりの上限金額が決まっています。総額の制限の中で、どうやって利益を生み出しているか、その苦労がよくわかりました。
◆イベント・広告の「手数料」は?
大学時代、イベント会社のアルバイトをしつつ、サークルのマネジャーもしていました。その経験で知ったのは「5:5」ということ。
企業「50万円」→代理店「25万円(手数料)」→現場「25万円(ギャラ)」です。
このカラクリを知り、サークルマネジャーになってからは、強気の交渉をしました(笑)。ギャラが上がらないなら、交通費・運搬費などの諸経費をがっちり請求。弱い代理店は自分の手数料を削って諸経費を出します。強い代理店は、現場の諸経費を企業に負担させます。
◆165億円のうち「手数料」はいくらか??
町おこしを担当していると、俗に言うブローカーと出会ってしまうことがあります。
○○さんを紹介するとか、講演会をしましょうとか、事例を教えましょうとか、とても親切です。ただ、無料ではありません。しっかり「手数料」を確保しています。
ブローカーを挟むと、経費が倍違います(笑)。というわけで、私自身が町づくりを学び、その過程の中で人脈を作り、適性な金額をはじき出し、税金が変な方向に流れないようにします。
要するに、代理店を挟まず、主導権と予算を握ったままの直接取引で進めることが肝心。つまり、良い随意契約は、競争入札の半分の予算で質の高いお仕事が可能になります。もちろん、担当者は大変ですが、公務員が代理店やブローカー以上の専門性と人脈を持つことで、公金の公共性を守ることができるのです。
さて、開会式が終わりました。
演者やスタッフの多くは、オリンピック委員会の「直轄」ではなく、代理店を挟んでいるようです。まず、現場スタッフに、適性な金額が支払われていることを祈ります。
あとは、公金を支出する運営側が、予算を適正に見極め・執行を行っているかですね。代理店の言いなりだったり、グルになって私腹を肥やすのは、違法行為ですから。