55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

早期退職と地方移住

 東京で退職(早期退職)して、地方移住を果たしました。

 地方移住は、自治体も力を入れています。移住支援には移住支援金が含まれることも多いです。子育て支援を強化している自治体では、出産費用に始まり、教育・医療費が高校卒業まで実質無料などまであります(ビッグダディ奄美に移住したのもそんな理由でしたね)。

 でも、退職世代のための移住支援って聞いたことありますか?

 

移住するだけお金がもらえる??

 支援金についての勘違いは多いです。

 移住するだけで100万円貰える、引っ越し費用の補助があるという思い込み。

 移住支援金には「条件」があるのですが、読んでないんですね(笑)

 主な条件は、年齢、家族構成と人数、起業など。

 退職者は「50~60歳以上×子供は独立×無職」なわけで、移住を受け容れる自治体としてはうまみがありません。つまり、支援金まで出して移住して欲しいわけではないのです。すいません。

 

住まいを紹介してくれる?

 空き家バンクなどの物件は、とても安いのですが、ぼろいです。

 「DIY×リフォーム」が目的の人には「垂涎の物件」です。しかし、そうでない人には「ここに住めというのか」と怒り心頭の物件でもあります。

 中には「新築×広い一軒家×月3万円」という「移住促進住宅」を準備している自治体もあります。まずそこに住んで、仕事をして、お金を貯めて、家を建ててねということです。月3万円で永住されても困るのです。

 

自治体にも欲しい人材がある

 移住して欲しいのは、まず子育て世代。理由は言うまでもありません。

 では、50代以上の地方移住で求められるのは、どんな人か?

 ・夫婦で第一次産業に従事し、先々独立できる人

 ・道の駅など、自治体の「赤字事業」を黒字にしてくれる人(マネジメント)

 ・ITに強く、自治体の広報・観光・教育に、その能力を提供してくれる人

  

地方移住担当時代の困った経験…

 安い物件と仕事を紹介して欲しいという、ざっくりとした依頼。

 ご希望は事務ですが、そういうのは少ないです。

 蕎麦打ちとかどうですか。未経験者歓迎で賄い付き、技術と人柄によって将来は暖簾分け。奥様も配膳で一緒に雇用できますという好条件を提示したら、怒られました。

 奥様はものすごく乗り気でしたが(笑)。

 ちなみに、蕎麦が名産=冬は雪が降る地域です。安い一軒家は提供できますが、雪かきや暖房など「雪国の冬の暮らし方×経費」は、都会暮らしの方には想像が難しいと思います。難しいですね。

 

元地方移住担当として自分の地方移住を支援できるか?

 残念ながら、ご希望のお仕事・住まいの紹介は難しいです。

 移住支援金も該当しません。

 ということがわかっていましたので、物件はネットで探して内見を繰り返し、スーパーなどで物価を確認し、リモートワークで稼ぎを確保という方向で進めました。

 頼る先はありませんが、すべてを自分で決める自由があります。

 自由が一番です(笑)

 

 というわけで、ちょっと暗め・厳しめの内容になってしまいました。

 でも、せっかくなので、少し続けます。

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