昨年春、早期退職前の想定はこんな感じでした。
①賃貸でスタート
②東京オリンピック前は、不動産価格が上昇する
③東京オリンピックが終わったら、不動産価格が落ち着く(下がる)
④買う
しかし、新型コロナでオリンピックは延期になりました。想定は崩壊です。
◆現在の不動産価格はどうなっている??
実は、オリンピック前に上がって、終わったら下がるという予想に根拠はないのです。しかし、何となくそういう「印象」が全体にありました。
現在は、想定になかった新型コロナが広がっています。またオリンピックそのものが「歓迎されざるイベント」と化してします。そんな中、不動産価格は一部で上昇しています。
◆具体的なサンプル
①軽井沢のマンション
30㎡・300万円の部屋と、50㎡・900万円の部屋がありました。
これは昨秋の価格で、私もずっと追いかけていて、内見もしました。
最近、30平米の部屋が出たのですが、価格は900万円に!
②仙台のマンション
以前私が所有していた物件で、60平米の2LDK。
新築時の価格は〇,500万円。
この物件を、築11年目に、〇,250万円で購入(新築価格の半分)。
約10年所有して、〇,750万円で売却(購入時よりアップ)。
築26年目の現在、〇,220万円で販売されていました(さらにアップ)。
つまり、築年数20年越えで、新築価格と変わらない価格に戻ってきています。
③今住んでいるマンション
参考になるマンション相場を示すサイトによると…。
現在の状況が続くなら、10年後でも価格は横ばいか、微減。
10年後は築30年をこえるわけで、価格は半額と思っていましたが…。
◆全国が同様ではないと思いますが…
首都圏への通勤圏は、リモート需要もあるのでしょうか。軽井沢の30㎡が900万円は、ちょっと驚き。
地方都市も人気があるようで、仙台駅徒歩圏のマンションは、すごい上昇。
ちなみに、オリンピック前は、分譲価格は上昇、賃貸価格は下降でした。しかし、先日まで暮らしていた栃木県小山市の賃貸も、しっかり値上げしていました。
◆1~2人世帯の住み替え需要が高まっている?
人口減の日本ですが、世帯数は増加している地域もあります。
価格が上昇しているのは、世帯数増加中の地域。
子供が独立し、家族で暮らした戸建てからマンションに住み替える。子供のいない単身者・夫婦がリモートワークになって東京を出る。つまり、高齢者と30代の現役世代が、維持費のかからない狭めの中古マンションを求めているようです。
特に雪の降る地域では、雪かき不要なマンションはとても楽ですからね。
人口減が進んでも世帯が増える場合、その世帯人数は1~3人。となれば、コンパクトな物件の需要が高まるかもしれません。
それにしても、昨秋軽井沢の物件、買っておくんだった(笑)。まさか600万円も値上がりするとは、夢にも思いませんでした