55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

自分にあった部屋・書斎を構築する

 退職すると、在宅時間が増えます。

 新型コロナの自粛生活も相まって、24時間部屋にいることも。

 そんな中、原稿仕事をするには、やはり環境作りが大事です。

 

作家「遠藤周作」の書斎

 狭く、暗い部屋で小説を書いていたそうです。

 部屋には窓もなく、机を壁に寄せ、灯りは机上のライトのみ。

 そして、原稿用紙の裏に、細かい字を鉛筆でびっしりと書き込みます。

 これを秘書が清書すると、原稿用紙4枚分ほどになったとか。

 

作家「辻邦生」の執筆風景

 夏になると、都心の暑さを避け、軽井沢の別荘で暮らします。

 朝早く、別荘のベランダに机を出し、そこで執筆したとか。

 外の開放的な空間で、風や光を浴びながら書いたようです。

 遠藤周作さんとは、真逆です。

 

自分にとって落ち着く空間、仕事が捗る環境を把握する

 若い頃は「音がしない」「人がいない」「角・端っこ」が落ち着きました。

 受験勉強は「自宅×自室」でないとできなかったのです。

 しかし、大学に入ってから図書館で勉強するようになり、就職すると、当時でき始めた「ファミレス」でお替り自由のコーヒーを飲みながらと変化していきました。

 遠藤周作型」から「辻邦生型」になったのです。

 

現在のレイアウトは

 8畳リビングの真ん中に、大型のテーブルを置いています。

 視線の先は「壁」ではなく「窓」。そこから山の緑が見えます。

 テーブルの真上に照明があるので、机上にライトを置く必要がありません。

 少し前、自分の部屋ではなく、リビングで勉強する子供が話題になりましたが、そんな感じ。賃貸時代よりも、快適でストレスがありません。

 

隠れ家的なお父さんの書斎

 リモートワークが増えたことで、自宅をリフォームした知人もいます。

 そのパターンは二つ。

 ・子供部屋(独立済み)を、お父さんの書斎にする(辻邦生型・開放型)

 ・3畳ほどのスペースを、お父さんの書斎にする(遠藤周作型・極狭型)

 これ、特に後者が話題になっていて、新築マンションにもあったりします。

 肝心なのは、お父さんにとって落ち着く空間の選択

 特に「3畳・極狭型」は、「隠れ家・秘密基地」のような印象があって、自分のタイプではなくても、心惹かれるのです(笑)。

 開放型の人が、極狭型にリフォーム・購入すると、結構つらいようです。その原因に気付いていない知人もいます。

 

子供たちも同じかも

 少し前、リビングで勉強する子供の方が成績が良いと話題になりました。

 これ、子供にも「部屋で集中したいタイプ」と「リビングの方が落ち着くタイプ」と

があって、自分にあった空間で勉強した…というオチではないでしょうか(笑)。

 勉強は「極狭型無音空間」が良いという先入観があります。しかし、逆の人も少なくありません。作家「吉村昭」さんは、開放的な空間の大きな机に、資料をいっぱい広げて執筆したそうです。私は、このタイプが近いようです。

 

 行きついた先は「空間広め」「モノ少なめ」「視界に山」(笑)。

 それを実現できたのが松本暮らし。

 松本を選んだのは「直感が先、言語化が後」ということです。

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