ミニマリストの動画が、YouTubeのおススメに上がって来たので見てみました。
…すごい。ここまで徹底するんですね。
◆ミニマリストのお部屋紹介動画を見て
本当に何もないんですね。ベッドもない。
マットやラグを使わないとか、テーブルは軽くて移動が簡単とか、家事の手間を省略できるような生活スタイルとか、今の私と共通することも少なくはないのですが、それにしても、あんなにモノがないことに驚きました。
間違いなく、私はミニマリストではない(笑)。
◆私が断捨離を始めたきっかけ
一つは、早期退職の資金を貯めようと思ったこと。
もう一つは、所有することに疲労を感じたこと。
人生最初のマイホーム(中古マンション)を構えた時、「ああ、これでもう引っ越しをしなくていいんだ」という大きな安堵感に包まれました。ちょっと嬉しかったです。
しかし、引っ越しがなくなると、モノを捨てるきっかけを失います。引っ越ししなくて良いと思うと、ついつい本やCD、インテリアを買い込みます。
マイホームを持つと、4月の納税額が増えます。減税の恩恵を受けるために確定申告も必要です。家にトラブルがあった時、賃貸では電話一本ですが、分譲は自力で解決。部屋の経年劣化も進む…。
そうこうするうちに、「所有すること」に疲れてきました。
モノは、常に「古くなる」「劣化する」、そして「使わなくなる」。その時、所有することの意味が失われる…。それでも、所有からは逃れられないのです。
◆ミニマムな暮らしや断捨離のボーダーライン
「所有することによる疲労」と「持っていることによる安心感」。
この境界線を見極めることですね。
基本は「自分に必要なモノだけ」で暮らすこと。必要ないものは、潔く手放すこと。
ただし、手放すことで不安になるものは、残していい。
必要だけど、所有することで疲れるものは、手放した方がいい。
◆人生のステージ合わせた暮らしのサイズ感
暮らしのサイズは、常に変化します。
仕事・家族、収入・支出、年齢・立場。その時々によって必要なモノの量と優先順位は変化します。たくさんのモノが必要な時もあれば、そうでない時もある。
今の私は、「そうでない時」なんですね(笑)。
私有財産は少なくても、図書館、インターネットなどの共有された社会資源の恩恵を受けながら、学びと仕事を進めることができる。東京を離れてもSNSやZOOMで、人とつながり続けることができる。
今後の人生で必要なモノは、さらに減っていくでしょう。
その流れに逆らわずに暮らしていこうと思う今日この頃です。
