人生2度目の不動産購入。
一生賃貸だろうと考えていましたし、最初の不動産購入時には、これが終の棲家と思っていました。
まさか、人生で二度もマンション(中古ですよ)を購入することになるとは思いませんでした。
◆中古物件につきものの問題
今時のマンションの機能は「共働き」が前提です。
ゴミ出し24時間・生ごみのディスポーザーから始まり、食洗器・浴室乾燥が標準装備。また、汚れが付きにくく落ちやすい素材などが使われています。床もフローリングで段差がないのが主流なのは「ルンバ」を使うからなんですね(笑)。
全体にエコ意識も高く、節水・節電・断熱機能が高い装備が多い。
つまり「暮らしの利便性」が高いんですね。
一方、築20~30年のマンションは、バブル期に建設・計画されたもの。
まだ「専業主婦」想定で、機能は「贅沢優先」。
今回購入したマンションは、キッチンに「ガスオーブン・電子レンジ」が内蔵されています。ピザとかローストビーフが作れる大型のもの。ちなみに、足元から温風が出る機能もついています。
というわけで、暮らしの利便性は…。
◆リフォームの実施と地方で暮らすことの再確認
仲介業者に「良心的なリフォーム業者」の紹介をお願いしました。
「良心的」という言葉には「価格」、つまり「安さ」を暗示したつもりです。
しかし、紹介されたリフォーム業者から出てきた見積もりは、想定よりかなり高額。
これは「良心的」という言葉の価値観の違い。
まだ使えるものは大事に使った方がよいという「モノを大切にする気持ち」が「良心」なんですね。
たとえば、新築時からそのままの給湯器は交換を希望していました。しかし「すぐにお湯が出ますから大丈夫ですよ。もし壊れても、給湯器の交換はすぐできます。どうします」という連絡が来る。全体に、リフォーム規模を小さくする提案なんです。
これが「高いな」と感じた金額の価値なんですね。そもそも、値引きだけを求める価値観は経済を停滞させることもあります。地方では「関係性も含めた価値を大切にすること」を思い出しました。
というわけで、リフォームの規模は小さくなりましたが、地元の人の言葉には従うことの大切さを学びました。大事なことですね。
◆時間の感覚のズレを気にしないこと
ちなみに、リフォーム工事は先週末が完了予定でした。
今頃は松本暮らしが始まっているはずでしたが、そもそも、工事が今週中に終わる気配もなさそう(笑)
これも「あるある」ですね。
やる気がないとか、そういう風に捉えないことです。
「クオリティ優先」と考えましょう。これも「価値」です。
◆古き良き価値観を見直しつつ
効率性・合理性優先とかではなく…ですね。
コミュニティの暮らしを見直したいと思います。
面倒と思うことが、暮らしの知恵だったりします。
時間には余裕があります。それを心の余裕につなげるようにと思う今日この頃です。