オリンピックとは、全く無関係で利害関係のない第三者です(笑)。
思うのは、もう日本は…という不安感です。
◆政治的発言を今までしてこなかった知識人が「反対」を主張し始めた
政治に無関心な人ではありません。
ただ、政治的な発言、政権批判、賛成・反対を述べることがなかった人たちです。
自己の発言の影響力から避けてきたのかもしれません。
政治家の思考・言動の下品さに、言及する価値なしと思っていたのかもしれません。
そんな人々が、反対を表明し始めました。
◆民間企業でオリンピック業務を請け負っていた友人の決断
オリンピック実施200日前の段階で、業務をキャンセルしたそうです。
先行きの不透明さ、中止やキャンセルによって生じる損益、実施の場合でもコロナ対応による経費増、従業員の安全確保などなどを勘案した決断。
社員・従業員を「業務による感染の危険」から遠ざけることができ、会社全体もこの決断を支持しているそうです。
◆中止を主張しても利益のない人、中止で赤字になる人が中止を唱え始めた
これは末期症状ですね(笑)
ただ、別の観点から言えば、まだ日本は「発言の自由が保障されているんだな」という感じも受けます。
で、最大に末期なのは、実施も中止もいまだに決められない組織です(笑)
これが最大の危機でなんですね。
◆実施の場合のシナリオ
選手への優先的ワクチン接種、無観客、検疫免除など報道から考えると、こんな感じでしょうかね。
1,参加選手・関係者の動線と、国民の日常生活の動線を切り離す(隔離の実施)
2,テレビ放映のみとする(放映権の確保)
3,感染者が出た場合は、専用病院で隔離する(医療に丸投げ)
実施前提でブレーンストーミングすれば不可能ではないですし、日本の映像技術やホスピタリティを考えれば、新しい五輪の形を提示することは不可能ではないと思います。
問題は、そういう最先端で高度なスキルを持つ人が、五輪に協力する気になるか、現在の政権や組織に最先端なスキルを提供する気になるかですね(笑)。