世の中に「絶対」はありません(笑)
しかし、社会に不安と混乱があり、仕事と日常とに疲労を感じていると、人は無意識に楽園を求めます。救いと言ってもいいかもしれません。
これが、早期退職の神話の根源かもしれません。
◆早期退職の神話
辞めたら幸福度が上がる。カツカツでも何とか生活できる。
再就職もしようと思えばできる。世の中に役立つことをしたい。
自然と触れ合う暮らしができる。好きなことをのんびり楽しみたい。
……だいたいそんな感じでしょうか(笑)
◆早期退職後の不確実な日々
年金とか税金とかで、年間50万円以上持っていかれる!
カツカツでも生活できるけど、目減りしていく貯金残高がストレス
幸福度は上がるけど、気持ちの浮き沈みは結構激しい
再就職の壁は年齢。年齢に関係なくある求人は「肉体労働」という逆説(笑)
さもなくば、年齢ではなくスキルを評価してくれるお仕事(ハードルが高い)
自然と触れ合う暮らしには自家用車が必要…。
無職=名刺のない暮らしは、楽ですが不便も多い
◆神話と不確実性との間で
早期退職前に想定していた暮らしは、ほぼ実現できていません(笑)
ただ、コロナによる引きこもり生活は、暮らしのダウンサイズ、工夫、楽しみを導いてくれました。これが、想定外の幸運だったと思います。
ちなみに早期退職から1年経過して、対面でしゃべったのは「不動産屋さん」が大半。それを除けば10人もいません。
断捨離したのか、断捨離されたのか、微妙なところですね(笑)。
◆神話と不確実性のズレに気付くと…
楽になります。
正体のわからない理不尽な現実は「不確実性」なんですね。
すべてが上手くいくわけではないのは、早期退職生活も同じ。
つまり「神話にとらわれいる自分」に気づけば、現実に対応できるようになります。
というか、冷静になり、ネガティブな感情から離れることができます。
という、少し心を整理するための記録。
リスクを予想しつつ、不確実を楽しみたいと思う今日この頃です。
(から揚げ食べたい…)