人事に興味がありません。
それが評価された(?!)らしく、採用・研修には駆り出されました。
「非常勤人事部」といわれでいじられましたが、学んだことは多いです。
何を学んだかというと、人事にも「品」があることです。
◆キャンセルカルチャーには個人的に思うことが多いです
出世したいなら、「学閥などのラインに乗る」ことです。
一方で、「ライン」ではなく「実力」で頭角を現す人もいます。
この実力派が、密告・冤罪でコースアウトするのは、ラインからの嫉妬。
そうなると、実力のある人が適職に就けず、無能な人が役職を昇ります。
◆異文化との交渉には、法・道徳スレスレなことも多い
そうじゃないと、イスラム文化圏である中東から石油を買うことはできません。
国内の某地域でも、歓迎会・宴会で「賭博行為」が行われています。でも、それは賭博ではなく、その地域の古い習慣なんですね。ま、最近それを警察に訴えた人がいて、関係者は賭博罪で逮捕されていましたが…。
異文化との交渉では、相手の文化を尊重し、その中に入っていくことが必要です。
つまり「試されている」んですね。この関門を突破しないと、交渉は成立しません。
◆現代の価値観で、過去の行為を断罪して個人を攻撃するのは…
変な話、困難な業務を最前線で行う人ほど、このジレンマに悩みます。
交渉成立、業務達成の裏には、スレスレなことも多いです。
でも、当時の価値観ならスレスレだったことも、今はダメダメだったりします。
そのタイミングで、昔のスレスレを現在の価値観で断罪し、時には捏造までして、攻撃する人がいます。こうして能力のある人が去っていくのを見てきました。俗に国策捜査とも言います。
◆下品な人事とは
業務上のミスではなく、個人の問題でコースを外れる人もいます。
不倫・ハラスメント、窃盗・交通事故などですね。
懲戒免職まではいかないけど、処分を受けてコースを外れる…。
ところが、その人が、突然復活する。同じ学閥の○○さんに気に入られたらしいという噂が流れる。それは構わないんですけど、役職と能力が一致しない。もしくは、何の担当なのかわからない。○○さんの業務秘書みたいなことをしているらしい。
◆相手の弱みを握って汚れ仕事をさせる…
おわかりかと思いますが、こういう場合、○○さんの「特命」を受けているんです。
つまり、失敗してコースを外れた。失敗によって金銭的な賠償などもあって経済的にもしんどい。処分を受けているので転職も難しい…。
そんな弱みにつけこんで、スレスレの業務を担当させる。社外秘どころか、社内秘で。代償として、役職が上がり給与も増える。それは忠誠を誓いますよ(笑)。
同じような設定が「半沢直樹」でもありましたね(笑)。
◆そういうことが令和の政権内でまだあるのか??
総理大臣の周辺、政務官・補佐官にそういう人がいるのかもしれませんね。
彼らの特命は「オリンピックの実施と、それに関連するコロナ対応」だと思います。
安倍・菅ラインは、そういう上品ではない人事が得意なのかもしれませんね。
民間から公務員に転職し、ラインとは縁遠かったせいで、割と冷めた目でそんなことを見ていました。そんな思い出。