55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

自分で自分を責めてしまうのは

 早期退職すると、まずホッとします。

 一般論としては「暇で時間を持て余す」「寂しさが募る」と言われていますが、私の場合、そういうことはありませんでした。根が引きこもり体質のせいでしょう(笑)

 その代わり、自己評価がさらに下がり、過去の自分を責めることが多くなりました。

 

自分で自分を責めるのは

 流行の言葉を借りるなら「セルフ・ハラスメント」ですね(笑)。

 自分で自分を痛めつけているのです。

 自分を痛めつけているのは「封建的な価値観」「精神論・根性論」です。

 要するに「早期退職するようなヤツってさ…」という否定的な考えですね。

 努力が足りない、気持ちが弱い、逃げ…などの言葉を浴びたこともあります。集団的団結心や同調圧力に屈すると「弱いヤツ」というレッテルを貼られます。

 それを、自分で自分に貼るんですね。

 

価値観や過去は変えられない?

 「過去は変えられる」「価値観も変わることができる」と言います。

 とは言え「変えることができる人」と「出来ない人」がいるわけで…、私の場合は「変えられない人」のようです。

 というわけで、私の場合「過去も価値観も変えられない」ということを受け容れるようにしました。

 そのあたりから、少し気持ちが上向きましたね。

 

自分を責めることのつらさはどこにあるか

 「自分に変化を求めること」「自分に変化が必要なのに、変化できないこと」ですね。これが「つらさ」なのです。

 ですから「変化を求めることを止める」「変化できないことを自己評価項目から外す」ことで、この「つらさ」から脱却できます。

 ついでに、人間関係の断捨離をすれば、自分の過去から解放されます。

 早期退職しても「連絡をくれる人」が、早期退職後の人生を支えてくれる人です。

 そういう発想にシフトした方が、前向きになりますね。

 

特に計画なく退職した場合

 カフェ経営とか、農家になる…など、新しい人生設計を実現するために退職した場合は、自責的なネガティブ感情にとらわれにくいと思います。

 危険なのは、「退職してから考えよう」のタイプ。

 民間企業からの退職の場合、一定期間「失業保険」の受給があります(公務員はない)。この期間中に「決めよう」と思うと、意外と難しいようです。ハローワーク求人から希望のものを見つけるのは難しいでしょう。

 求人サイトに登録するする方法もあります。この場合「履歴書・エントリーシート」の完成度が問われます。

 そんなこんなを繰り返していると、何だか落ち込んでくるんですね。

 

焦らないことが大事

 「早期退職=無職」から「社会復帰」を果たすまで、年単位で考えた方がよいと感じます。

 「早期退職=無職」を「人生の夏休み」と思って、好きなこと、やりたいことを進める方が、精神衛生上よろしいかと思います。1~2年くらい、のんびりしつつ、何か自分を高める学びを進めておくことですね。

 それが「自責の念=罪悪感」から逃れるマインドセットだと思います。

 私ももう少し、人生の夏休みを満喫したいと思います。

f:id:ojisann52:20210424195908j:plain