正社員のお話をいただいています。
とてもありがたいのですが、こちらはお断りする予定。
今年7月から、もしくは来年度4月からでもという好条件ではありますが…。
ここで、早期退職後のお仕事の現実を考えてみましょう。
◆目次
メンバーシップ採用とジョブ型雇用
◆メンバーシップ採用(雇用)
日本の一般的な就職は、メンバーシップ採用です。いわゆる「新卒採用」「年功序列」ですね。
「就職」というよりも「就社」。
つまり、会社に忠誠心を持ち、組織のために働く「会社員」を採用するのがメンバーシップ採用。キャリア形成は「会社員になってから」。そのかわり「年功序列×終身雇用(定年制)」で生活を守ることができます。
◆ジョブ型雇用
専門性を活かした就職・採用です。
高い専門性を持つ人は、会社と「契約」して能力を提供します。
プロスポーツ選手なんかは、ジョブ型雇用ですね。「非正規雇用」の中には、ジョブ型雇用で高収入を得ている人もいます。
日本社会ではまだなじみが薄く「ハイリスク・ハイリターン」なものという扱いでしょうか。
早期退職後のお仕事は…
◆そもそも早期退職する人って…
大学などを卒業後、メンバーシップ採用で入社し、なんか疲れている人ではないでしょか(笑)。
つまり、会社という組織によって守られてはいるのですが、その分、「組織のために働くこと」に疑問を感じつつある人が、早期退職・転職を考えてしまいやすいです。
ということは、早期退職後の転職先が「メンバーシップ雇用」「年功序列型」「組織への忠誠心」を重視する、旧来の日本型雇用だと、同じストレスを抱えることになります。
◆早期退職を考えている人は、ジョブ型雇用のスキルを!
もちろん「正社員」から「正社員」への転職ができれば一番です。
ただ、「年齢よりも能力・スキルを優先してくれるお仕事」は、「ジョブ型雇用」になります。「ジョブ型雇用」の職場は、組織や人間関係のわずらわしさが低く、お仕事に集中しやすいです。
早期退職のリスクを取っても転職するならば、能力・スキルを通じて信頼関係を形成できる職場の方がよいでしょう。
ジョブ型雇用の現実
◆お仕事も収入も不定期
御縁があって、昨年末からお仕事をいただいています。
年度末の2~3月は忙しかったです。しかし、現在はヒマ。次のお仕事は5月中旬ごろからと言われています。繫忙期とのギャップが大きいですね。
今のところ、月平均4~5万円くらいの収入。新年度はこれを維持することが目標。
納期と品質を保って信頼を得ることが大事ですね。
◆公務員・会社員時代よりも求められるレベルは高い!
現在いただいているのは、経験を活かせるお仕事ではあります。
しかし、いただくお仕事は経験のないものばかり。新しくインプットすることも必要ですし、高度な学習理論の理解も求められます。
毎回不安ではありますが、担当者と連絡を取り、仕事の目的、求められている内容、評価の基準などを共有して進めさせていただいています。
そうやって「挑戦」していくことが、早期退職後の収入確保に必要なんですね。
社会的には「無職」です。しかし、企業と契約してお仕事をいただいてもいます。
そんな暮らしが始まったばかり。
頑張っただけ「学びが広がり収入が増える暮らし」のリスクとリターンを実感する早期退職2年目の始まりです。
