少し前、日帰りで東北に行ってきました。
震災で亡くなった同僚の自宅跡の訪問です。
それぞれ、宮城県内の沿岸部にあります。
地域によって復興状況は様々。震災直後は
・元通りにする or 人口減少などを見越した新しい街づくり
・震災以降を遺し後世に伝える or 見るのもつらいので撤去
などが「論点」とされ、報道されることが多かったかもしれません。
今回10年目の答え合わせと思い、手をあわせつつ現地を見てきました。
随分景色が変わっていました。完成形が想像できる状況まで進んでいました。
それぞれの街で…
「震災を忘れたい、なかったことにして日常を取り戻したい」
「震災は忘れない、しかし、ここで新しい暮らしを始めよう」
という意志を感じました。
もちろん全部正解です。
そして、あの時、世界と国内からたくさんのご支援をいただきました。
本当に感謝しています。
忘れてほしくないのは、被災者・被災地のことではありません。
日本のどこに住んでも、自然災害から逃れることは難しいと思います。
だから、命を守ることを常に意識してほしいのです。
自然災害は地震だけではありません。台風や噴火も考えられます。
その時、家具が倒れ、落下物があり、閉じ込められる可能性があるのです。
火事や倒壊が、命の危険を招くのです。
原子力発電所が、安全を奪うのです。
「逃げろ」を否定し「大丈夫」と言う組織が、命を奪うのです。
常に備えましょう。
もちろん、コロナにも。
亘理のほっき貝です