55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

人はなぜ他者を攻撃するのか

テーマ「バッシングを経験して」

 民間~公務員~民間が私の職歴。

 勤め人生活の最後は民間企業に戻って「非正規雇用社員」となりました。

 そのココロは家族の看護・介護のため。原則週4~5日の定時勤務。

 この2年間が最後の職歴になりました。

◆目次

公務員から民間に戻った時の経験

元公務員への公務員バッシング(笑)

 最初、公務員時代の「給与」「福利厚生」などを事細かく聞かれました。

 次は、公務員の不祥事へのコメント、公共事業参入手続きへの煩雑さの説明を求められます。あなたは公務員だったから「ノルマ」「コスト」への意識がないというご指摘もありました。

 定時退勤すると「公務員は本当に5時に帰るんですね」とも(笑)。 

 

「コネ」への言及

 30年も働いていれば自然と人脈は広がります。

 業務や勉強会を通じて知り合い、以降、力を借りたり貸したりという関係になる人もいますし、若い頃の仲間が「業界有名人」になることも。そんな方を研修講師で招きたいと上司から相談されれば、内々に動くこともあります。

 これが「講師の人選が恣意的」「情報収集で社外の人に会うのは辞めるべき」というご指摘になって返ってきます。

 ちなみに「そもそもあなたの転職がコネ」だそうで(笑)。

 もちろん、これらは「企業・部署・上司の公式見解」ではなく、同じ部署にいた約2名の私的なものです。 

 

人はなぜ他者を攻撃するのか

「他者の批判に同調した批判」はエスカレートする

 「みんなが○○を批判している。だから何を言って良い」という思考です。

 「1人」では言えなくても「複数」なら言える。約2名なら言える(笑)。

 このパターンは「ネットの構造」に重なります。

 ネットは「利用者のニーズに合わせた情報」が集まりやすい仕組みになっていますから、エスカレートしやすいと言えるでしょう。

 

「他者の批判に同調した批判」は公的な場には表れにくい

 後からわかったことですが、私への批判は「公的なリフレクション」「私以外の同僚との会話」には一切出ておらず、周囲は「全く気付かなかった」そうです。

 これも「それなりの社会的立場にある温厚な人が、ネット上では他者の意見に同調して攻撃的な人格を見せる」というネットの構造に似ています。

 また「閉鎖的な空間で生じたことはエスカレート」します。

 負の感情をぶつける快感に思考が麻痺する一方で、止める人、やめるきっかけがないのですね。

 

他者への攻撃性を招く要素

1,世間の批判に同調した批判は、エスカレートしやすい

2,閉鎖的な関係性の中の批判には、止める人、やめるきっかけがない

3,無知や思い込みは、攻撃性のスイッチになることが多い

4,ターゲットが自己責任とらわれ、自己解決を図ることもエスカレートを招く

 

まとめ(我が身を守るためには)

1,「俗世間」や「上品とは言えない話題」からは距離を置く

 ・退職したので実現性が高いです(笑)

 ・モノだけでなく、関心・感情、思考・発想の断捨離も進める

2,「事実・根拠」は自分で探す

 ・1次資料にあたる

 ・賛成、反対という単純化された発想から遠ざかる

3,「自分の中の攻撃性」にも気付く

 ・人の振り見て我が振り直せ! 

 ・自分が加害側になっていないかの振り返りを常に

4,学び続ける

 ・「無知」は攻撃性を招きやすい。

 ・学ぶことで「知」を深め、理解と納得とを導いていく

  

 今日は暗い話題ですいません。

 書いてみようと思ったのは、「自分が攻撃・加害側」にならないための内省。

 負の感情も、知に高めて言語化することが大切。

 随筆・歴史文学にもそんな作品がありますね。

f:id:ojisann52:20201226153727j:plain

            (石巻の牡蠣フライです)