テーマ「バッシングを経験して」
民間~公務員~民間が私の職歴。
勤め人生活の最後は民間企業に戻って「非正規雇用社員」となりました。
そのココロは家族の看護・介護のため。原則週4~5日の定時勤務。
この2年間が最後の職歴になりました。
◆目次
公務員から民間に戻った時の経験
◆元公務員への公務員バッシング(笑)
最初、公務員時代の「給与」「福利厚生」などを事細かく聞かれました。
次は、公務員の不祥事へのコメント、公共事業参入手続きへの煩雑さの説明を求められます。あなたは公務員だったから「ノルマ」「コスト」への意識がないというご指摘もありました。
定時退勤すると「公務員は本当に5時に帰るんですね」とも(笑)。
◆「コネ」への言及
30年も働いていれば自然と人脈は広がります。
業務や勉強会を通じて知り合い、以降、力を借りたり貸したりという関係になる人もいますし、若い頃の仲間が「業界有名人」になることも。そんな方を研修講師で招きたいと上司から相談されれば、内々に動くこともあります。
これが「講師の人選が恣意的」「情報収集で社外の人に会うのは辞めるべき」というご指摘になって返ってきます。
ちなみに「そもそもあなたの転職がコネ」だそうで(笑)。
もちろん、これらは「企業・部署・上司の公式見解」ではなく、同じ部署にいた約2名の私的なものです。
人はなぜ他者を攻撃するのか
◆「他者の批判に同調した批判」はエスカレートする
「みんなが○○を批判している。だから何を言って良い」という思考です。
「1人」では言えなくても「複数」なら言える。約2名なら言える(笑)。
このパターンは「ネットの構造」に重なります。
ネットは「利用者のニーズに合わせた情報」が集まりやすい仕組みになっていますから、エスカレートしやすいと言えるでしょう。
◆「他者の批判に同調した批判」は公的な場には表れにくい
後からわかったことですが、私への批判は「公的なリフレクション」「私以外の同僚との会話」には一切出ておらず、周囲は「全く気付かなかった」そうです。
これも「それなりの社会的立場にある温厚な人が、ネット上では他者の意見に同調して攻撃的な人格を見せる」というネットの構造に似ています。
また「閉鎖的な空間で生じたことはエスカレート」します。
負の感情をぶつける快感に思考が麻痺する一方で、止める人、やめるきっかけがないのですね。
他者への攻撃性を招く要素
1,世間の批判に同調した批判は、エスカレートしやすい
2,閉鎖的な関係性の中の批判には、止める人、やめるきっかけがない
3,無知や思い込みは、攻撃性のスイッチになることが多い
4,ターゲットが自己責任とらわれ、自己解決を図ることもエスカレートを招く
まとめ(我が身を守るためには)
1,「俗世間」や「上品とは言えない話題」からは距離を置く
・退職したので実現性が高いです(笑)
・モノだけでなく、関心・感情、思考・発想の断捨離も進める
2,「事実・根拠」は自分で探す
・1次資料にあたる
・賛成、反対という単純化された発想から遠ざかる
3,「自分の中の攻撃性」にも気付く
・人の振り見て我が振り直せ!
・自分が加害側になっていないかの振り返りを常に
4,学び続ける
・「無知」は攻撃性を招きやすい。
・学ぶことで「知」を深め、理解と納得とを導いていく
今日は暗い話題ですいません。
書いてみようと思ったのは、「自分が攻撃・加害側」にならないための内省。
負の感情も、知に高めて言語化することが大切。
随筆・歴史文学にもそんな作品がありますね。
(石巻の牡蠣フライです)