テーマ「早期退職の暮らし」
今年3月末日、55歳で早期退職しました。
しかし、新型コロナによる自粛生活もあってか、6~7月頃、心身は共にどん底。
それが今では幸福を実感することも。
これは「在宅×引きこもりの暮らし」のコツをつかめたからと感じています。
◆目次
主夫になってわかること
◆日々、小さな決断が必要(ストレスの根源)
退職すると「出勤」がありません。
今まで「支払い・手続き・買い出し」は、出勤の「ついで」でした。
しかし退職後は、「そのため」の外出計画が必要。しかし、新型コロナで外出は最小限にしたい。
この「いつ、何を、どこでするか」を自分で決めるのが、意外とストレス。
◆心身の不調に敏感になる
退職したので「何にもしていない」わけです。
にもかかわらず、退職後から心身ともに不定愁訴…。
これに「何もしてないのに、心身の不調で休むこと」への罪悪感が重なります。
結局、心身ともに疲れているのに、休めないのです。
どん底から回復のきっかけ
◆外出ルーティンを見つける
メインで使っているのは「JAL×WAONカード」。
こちら「イオン系列」で買い物をすると特典があります。
中でも「ポイント倍増」「割引」があるのが「毎月5・10・15・20・25・30日」。
というわけで「買い出し×外出は5日ごと」というルーティンができました。
◆疲れたら休むことを自分に許可する
「規則正しい生活」を辞めることを自分に許可しました。
結局、自分で自分に抑圧を掛けていたのですね。
「規則正しい生活」から解放されると、かなり楽になりました。
詳しくは昨日の記事で👇
ojisann5560.hatenadiary.com
ポイントは「ルーティンの確立」「退職ハイからの脱却」
◆京都の暮らしの知恵の合理性
しばらく暮らした京都には「〇のつく日には〇を食べる」という食文化があります。
この「おきまり料理」、面倒なルールのように感じますが、実はとても合理的。
ルーティンに沿って、生活と雑事の処理が進むので小さな決断が不要になります。
ストレスが減るだけでなく、大きな決断への備えもできるようになります。
◆退職ハイからの脱却
退職前は、退職して「暇になる」「時間を持て余す」ことを不安・恐怖に感じます。
そのため、旅行を計画する、家事に凝るなど、無意識に「忙しく」してしまいがち。
逆です。俗世間から距離を置き、無意味な時間を「ぼーっ」と暮らして良いのです。
この無意味な時間から浮かび上がってきた「欲求」が、自分の本質かもしれません。
私の場合は「数学の学び直し」でした。
まとめ(早期退職からの幸福構築)
1、生活ルーティンを見つける(小さな決断が不要になる)
2、疲れたら休む (心身の不調を受け容れる)
3、「辞めること」を増やす (「やること」を増やすのが退職ハイの正体)
4、「やりたいこと」に気付く (「自分を解放するもの」はここにあります)
肺結核が治らない病気だった時代があります。
肺を患った小説家は、病院・サナトリウムで長い時間を過ごしました。
伝染病ですから行動は制限され、病院内で過ごすしかありません。
しかし、この時間が名作を創り出したのかもしれません。
そんな風に感じるようになったのも、早期退職の幸福の一つです。
堀辰雄の旧居にて(軽井沢・追分)