55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

go to トラベルへのひとりごと

テーマ「元公務員のボヤキ」

 「go toトラベル」の主旨・目的からすると「最も必要な時期(最悪の季節)」に停止がかかりました。

 決定者は「柔軟な対応」と自負しているかもしれません。

 しかし、新型コロナ対応そのものに大きなビジョンがないため、「ブレブレ」「その場しのぎ」という印象を受けます。

 国民の不信感、無力感、無関心感が高まりますね。

◆目次

作るよりも、使う方が難しい

 ライト兄弟は飛行機について「作るよりも、飛ばす方が難しかった」と言っています。

 乗り物の中で、飛行機は最も「操縦」が難しいものでしょう。加えて「飛行場や管制システムの整備」「飛行機本体の整備点検」「安全運航のためのルールの確立」などが必要。

 また、利用者にも「安全確保への協力とマナーの実践」が求められます。

 つまり「作る」よりも、それを「正しく使い、安全のためのルールやマナーを実践するの方が難しいこと」って、世の中にはたくさんあるのです。

 

go toトラベルも使う方が難しいものの一つ

 go toトラベルの制度自体は、単純なもの。

 しかし、これを実施するには、宿泊施設側に「システム整備のための先行投資」が必要。加えて、悪用防止ための「ルールの確立と告知・広報」も必要。

 もちろん、利用者にも「感染予防のためのルールの理解・協力・実践」が求められます。

 つまり、go toトラベルは、制度よりも「制度の運用」の方が難しいもの。

 現状は、運用の失敗が、制度自体の否定となっているように感じます。

 

作った人の意図を理解しない人が運用するとこうなりがち

 作ったのは官僚で、使ったのは政治家なのかもしれません。

 開始は、事前に想定した感染状況や準備時間を無視した印象。

 今回の停止は、内閣支持率の低下が要因のような気がします。

 まず「ブレない強い政権」を演出し、支持率が下がったところで「柔軟に対応する政権」を演じる(笑)。制度の運用者がこれでは、制度を作った人が浮かばれないですね。

 そもそも、継続・停止・制限など「ケース別の試算」が、判断に反映されているのかなと思います。

 また、利用者側に「感染予防のためのルールの理解・協力・実践」というマナーの不徹底があったことは否めません。ただ「制度やルールの説明」が不十分なのに、利用者責任を強調したという印象はあります。

 

科学に置き換えると

 かつて科学者は、原子エネルギーを石炭・石油に代わる安全で恒久的なエネルギーとして活用しようとしました。しかし、第二次世界大戦によって原子爆弾になりました。

 これが人間の悪意が、科学を暴力に変えてしまうという認識と反省の原点ですね。

 この反省、「政治・経済の世界」にあるでしょうか??

 悪意による暴走を止めるのが「学問・芸術・報道」の役割なんですけどね…。

 現政権は、学問・芸術・報道に圧力と懐柔を仕掛けてますが…。

 

 という元公務員のボヤキでした。今日は愚痴で申し訳ないです。

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