55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

公務員や教員の志望者が減っている??

テーマ「若者が仕事を辞める理由」

 中央官庁勤務の若手国家公務員に、退職を考えている人が増えているというニュース。

 公務員からの民間転職、そして早期退職経験者としては「申し訳ない。しかしこの問題の根は深い」という思いです。

◆目次

ある小学生の言葉

◆某難関中学を希望する小学6年生に、受験動機を聞きました。

 先生から新聞を読みなさいと教えられ、毎日読むようになった。

 気付いたのは、新聞には「過去」しか書かれていないこと。

 知りたいのは未来。

 未来を考えている人は誰かといろいろ調べたら2つあった。

 「官僚」と「科学者」だ。

 だから、僕は科学を学んで国家公務員になり、日本の未来を創っていきたい。

 そのためには…(以下略)

 

◆この小学生が今、中央官庁で新型コロナ対策担当だったら…

 辞めたくなりそうな気がします(笑)

 現在の政府の動きや対策は、「素人の感覚的判断」と感じます。

 ちなみに、大学に「対面授業」を求める根拠は「対面授業を求める声が届いているから」。

 現場で「感染症・医学・科学の知見」が、大切にされていないのかもしれません。

 

やりがい、モチベーションとは

◆学問・職業に共通する4つの因子

 「知りたい」「解決したい」「役に立ちたい」「助けたい」

 この4つの心の動きが「モチベーション」

 この4つの欲求が満たされるのが「やりがい」

 

◆「素人の感覚的判断」が「業務命令」だったら…。

 モチベーションは上がりません。 

 素人の感覚的判断は、課題解決や国民の幸福実現に結びつくでしょうか。

 そんな時、自己の意見や知識を提供すると、それを「根拠」として指示が作られます。

 指示の成果が出ない時、責任を被るのは「根拠の提供者」になります。

 

時代の変化、現場の変化

◆仕事を辞めたら生活できなくなる?

 オジサンたちは、若手に対し「仕事は辞めないだろう」と無意識に思っています。 

 それは、仕事を辞めたら「食えなくなる、生活に困るはず」という思いです。

 おそらく、ご自身がその思いで仕事を続けてきた、耐えてきたからだと思います。

 その思いには敬意を表します。私も昭和の人間ですし。

 

◆仕事を続けたら生活できなくなる!

 今は、仕事を続けることで自分が壊れてしまうこともあります。

 自分が壊れてしまったら、生活できなくなります。

 であれば、壊れる前に仕事を辞め、別な仕事に就いた方が良い。

 そうなると、ある程度約束されたエリートの道、給与や安定を棄てることに躊躇はありません。

 公務員でなくても「何かの役に立つ、困った人を助ける仕事」はありますから。

 

まとめ(仕事を辞める時…)

・「知りたい、解決したい、役に立ちたい、助けたい」の対象が「国民」でなくなる時

・課題解決のための「専門的知見」の提供が、責任となって返ってくる時

・仕事を「続ける」ことで自分が壊れ、生活ができなくなりそうな時

・公務員でなくても「国民」「未来」のための仕事に就ける時

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    (これからのトップは、仕事できなくてもいいんです。

       人を活かせる人、育てる人、伴走できる人にシフトするかも)