テーマ「不動産購入への道」
「トンネルを抜けるとそこは雪国だった」(「雪国」川端康成)の「雪国」が「湯沢町」。川端康成が小説「雪国」を執筆した宿「高半」の初代が温泉を見つけたのが街の由来。以降、三国街道の宿場町として発展。
関越自動車道・上越新幹線で東京とつながり、バブル時期にリゾートマンションが50棟近く建てられる。新築時数千万円の物件が、現在は数百万、数十万で販売されており「負動産」と揶揄されてもいる。正確には「新潟県南魚沼郡湯沢町」。秋田県にも「湯沢町」があるので区別のため「越後湯沢」と言われる。
(現在の高半)
◆目次
越後湯沢に住みたい理由
◆圧倒的な自然の美しさ
越後湯沢の魅力に「春・夏・秋」の美しさがあります。
それぞれの季節の持つ色彩に全身が包まれるのです。
見上げれば空、遠くの山、目の前の田んぼが、季節の移ろいと同じくして日々色を変える。この春・夏・秋の美しさが、冬、雪で覆われます。こうした季節のストーリーを全身で感じることができるのが魅力。夜空の星、蛍のあかり、紅葉、川の流れや湖面に映る景色など、オプションも豊富です。
◆私の好物が揃っている
水のきれいな土地ですから、食べ物も自然と美味しくなるのでしょう。
まず蕎麦と米。おにぎりが美味しいお店もあります。移住してきた職人さんのパン屋もありますし、肉=とんかつも良いお店があります。ちなみに、駅前のお肉屋さんの「コロッケ」「メンチカツ」も大好きです。
◆温泉の魅力
個人的ベスト3は「万座」「鳴子」「越後湯沢」。
この一つに住めるなんて、夢のようです(笑)
(越後湯沢駅を望む風景)
越後湯沢暮らしのメリット
◆不動産購入費用の安さ
注意点・条件は、管理費・修繕積立費などが2万円前半、オール電化、定住でも車が置ける、バルコニーがあってエアコンを設置できる、洋室×クローゼット、大手業者施工などです。
◆都内まで日帰り圏内
新幹線でも車でも
◆町内で買えないものは、お隣の「南魚沼市」に行けばほぼ揃う
食料品やガソリンの価格も、町内で高ければ「南魚沼市」に行けば、現在の街とほぼ同価格。
ダメなら、Amazonやヨドバシドットコムがある。
つまり、現在の暮らしを維持しつつ、越後湯沢で暮らすことができるのです。
越後湯沢暮らしのリスク
◆冬のコスト
雪国ですから、暖房費が掛かり、スタッドレスタイヤや衣類などが必要です。
また、積雪・凍結など、車移動そのものがリスクです。隣の「南魚沼市」までは、片道「15~20㎞」あります。雪道でこの距離を日常的に往復するのはちょっと気が重いです(東北暮らしで冬の運転には慣れてはいますが、雪道の運転は緊張しますから)。
◆マンションの負動産化
将来の売却、老朽化などです。需要があればいいのですけどね。
ちなみに、湯沢町民6人に1人はリゾートマンションの住人とか。
◆湯沢町の状況
基本的に「観光の町」です。温泉、スキー、フジロックですね。
インバウンド需要も高く、越後湯沢を国内長期滞在の拠点にする観光客もいるとか。
ということは、新型コロナの影響を大きく受けるでしょう。フジロックも中止。雪が少なかった昨冬はスキー客激減。廃業するスキー場もあります。
また人口約8,000人の湯沢町民の約60%は第三次産業従事者。人口減少と高齢化も絶賛進行中。日本の課題が詰まっています。
それでも湯沢は魅力的
リスクはあります。それでも越後湯沢の魅力は強いです。
軽井沢町に「ブランド力」では負けますが、温泉・自然・暮らしやすさでは上回る点も多いです。東京までの移動や物価も変わらないかもしれません。
リモートワークや二拠点生活の場としても、越後湯沢のポテンシャルはかなり高いと思います。最近、移住された方がコワーキングスペースも開設したとか。
kirahoshibase.com
というわけで、来週、内見してきます。
もし越後湯沢で暮らすようになったら、魅力を発信し、移住のお手伝いができればと思います。