テーマ「過去も断捨離」
早期退職して間もなく半年。
日常は穏やかですが、心は騒がしいです。そんな騒がしい心の声から、ちょっと大きな心境の変化が…
◆目次
退職前に考えていたこと
長年のお仕事は、ちょっと専門性が高い職種でした。
大学から学び始め、現場で実践して身に付けたスキルは、落としたくないです。また、仕事を離れて時間がある今こそ、学び直しをして、専門性に磨きをかける機会でもあります。それは、純粋な好奇心・向学心であると同時に、将来、誰かの役に立ち、お小遣い程度の稼ぎになればいいなという密かな願望でもありました。
過去に閉じ込められることへの気づき
しかし、自己の専門性にこだわるということは、過去に閉じ込められることでもあるのですね。過去には、思い出したくない記憶、トラウマも混じっています。自己評価の低さの根源も過去に潜んでいます。そういう負の感情を挽回したい、乗り越えたい、見返したいという思いが「専門性へのこだわり」の根源かもしれないと思いました。しかし、どんなに専門性を磨いても、すでに現場を離れた私に挽回の機会はありません。そう思った時、自分の向学心は純粋なものではなく、否定された過去を取り戻したという欲求に過ぎないことに気付いたのです。
過去も断捨離しよう
実生活で断捨離を進めてきたのですが、精神生活でも断捨離をした方が良さそうです。
ここまで私の生活を支えてきてくれた学びですが、ここで終了しようと思います。書籍とか経験は保存しておきますが、磨くという願望は捨てます。人の役に立つとか稼ぐという願望からも離れようかと思います。そうすることで、心を騒がせていた過去から解放されるような気がします。
そういえば…
少し前から、中学数学の学び直しを始めました。
数学は、ずっと苦手科目の一番手。「数学は赤点でなければOK」「私大文系なら数学はない」という人生を歩んできました。しかし、中学数学からやり直してみると意外と楽しい(笑)。このまま微分積分まで進み、統計・分析を理解できるようになりたいと思うようになりました。
つまり、私は過去のスキルを磨くことより、新しい学びを求めているようなのです。
お金の勉強を始めようかと思います
早期退職すればバラ色の人生が待っているわけではありません。
もちろん、バラ色の部分もありますが、不安もあります。それは「お金」のこと。
私の場合、「お金」のおかげで早期退職という自由を得ることができました。ということは、今後も私の自由を保障してくれるのは「お金」です。しかし、お金について学んだ経験はありません。FPがいるから…は怠慢でしかないようです。知識がなければ、FPのアドバイスを理解することも、決断することもできませんから。
そんなわけで、FPから「お金の勉強のアドバイス」をもらいました。
自分のための新しい勉強をスタートします。
学びの断捨離で、過去から自由になろうと思います。
新しい学び、久しぶりにワクワクします。