55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

思い出したこと(澤村投手ロッテデビュー!)

 今日は、自分のための記憶の整理。

 

 30代後半で地方勤務をしていた時のこと。

 相性が良くないというか、こちらは何も思っていないのですが、良く呼び出された上司がいました。だいたい叱責です。

 それについては、こちらの未熟や結果が出ないという事実もあって、反論はありません。強いて言い訳するならば、お仕事を理解・協力していただくための人間関係や過去の経緯への配慮、議会やOB職員への根回しなどが、なかなか手強い状況でした。頻繁に開かれるOB職員との会合では接待に徹しつつ、女子職員を守り、武勇伝に耳を傾けて頑張りましたが、それでも要望・苦情が入ります(笑)。

 

 そんなこんなで、私の評価は下がっていきました。ちょうど、公務員の評価制度が始まった頃で、昇給・昇進は上司の評価で決まる状況。面談では、不適格職員一歩手前という評価と異動の内々示を頂きました。

 何か希望はあるか…と問われ「田舎暮らしを希望しているので、どこか地方でお願いします」と返すと、「お前は東京の出身だよな。本当は東京に戻りたいんだろ。それだけは絶対に叶わないから」という返答でした。

 東京勤務=出世、地方勤務=左遷という一般的な価値観ならそうですね。

 しかし、私にはそういう意識があまりなく、また地方=左遷であったとしても、田舎暮らしの魅力を満喫し、継続を望んでいました。そういう意味では、やっかいで理解が難しく、向上心に欠ける部下だったと思います。申し訳ないです。

 

 で、発表された人事では、なんと私が東京に戻ることになっていました。

 上司は、ひきつった笑顔で、ご栄転おめでとうと辞令を渡してくれました。

 私は、地方勤務の継続を希望したのに、なぜ東京に戻るのかという不服を伝え、理由の説明を求めました。

 返ってきたのは「私にもわからない」「君は東京に強力なコネでもあるのか」でした。旧帝大出身の上司に対し、しがない私大出身✖民間からの転職組の私にそんなものはありません(笑)。

 上司はとそれっきりです。私が去ったあと、その職場で小さな不祥事があり上司が責任者として処分されたというニュースを見ました。上司が東京に戻って来た時、私は再び地方に異動になっており、もう一度東京に戻った時、上司は退職していました。

 

 澤村投手のトレードについて、いろいろな記事が書かれています。

 そのほとんどは憶測記事。ネットでアクセス数を稼ぐためか「原監督は澤村を切り捨てた冷たい上司」という設定で仕立てられたものが多いです。

 もちろん、本当のことはわかりません。

 しかし今日、澤村投手は鮮烈なロッテデビューを果たしました。

 新しいチームで投げることにやりがい、生き甲斐を感じ、パリーグの野球を楽しみにしていると思います。それを見た原監督は、やがてコーチとして巨人に戻り、この経験をチームに伝えることを望んでいると思います(長野や内海にも)。

 

 そんなことを思った今日この頃。

 悪意だけで世の中が動いているわけではありません。ノイズから距離を置き、純粋なものを大切にしたいと改めて思いました。

 (昔のままなのは次の首相の選び方だけかも(笑))