テーマ「安さには理由がある」
今後の人生を、賃貸で過ごすという選択肢もありますが、今は購入に傾きつつあります。
そこで、急ぐ必要はないのですが、今後の勉強とも思い、ここ数週間問い合わせなどをしていました。栃木・茨木・群馬・長野・新潟・福島あたり、那須・土浦・軽井沢・越後湯沢・郡山などです。
◆数年前なら手が届かなかった物件が…
軽井沢あたりでも、1千万円を切るマンションが出てきました。
1千万円台で定住可能な物件もあります。少し前なら2千万円は確実に超えていたような…。
いずれも50~60平米以上。外見も内装も古さを感じません。断熱もしっかりしていますし、水回りはリフォームしたものが多いです。
正直に言えば、軽井沢で買ってしまおうと半ば決めていました。
また、軽井沢がダメなら「これ」という物件もありました。
◆価格はマンションのグレード・築年数だけではない
そこで候補物件に改めて行くと、なぜこの価格で売り出しているか、つまり「安さの理由」がよくわかりました。「立地」なんです。
①積雪地域の場合
「冬」=「積雪」「凍結」への対応です。
急な坂道がある、この道幅では大型除雪車は通らない、凍結でスリップしたら止まらない…そんな状況が見えてきます。東北でしばらく過ごしましたので「冬の道」にはある程度慣れています。しかし、同じくらいその怖さも感じています。雪道・凍結した道を緊張しながら運転するのは、ちょっとしんどいですね…。
建物の性能から「凍死」はないです。しかし、雪に閉じ込められての「餓死」はあるかも(笑)。いずれ、現在の「ホンダフィット」から「ジムニー」に買い替えは必須ですね。
②郊外都市の場合
「生活利便性」=「駅・スーパー」の存在ですね。
駅の場合「ターミナル駅」「特急停車駅」「新幹線駅」かで違います。「新幹線停車駅」が最強ですけど。
スーパーだと、やはり大手チェーンからの距離です。イオンとかヨーカドーとかですね。
「駅近+地元資本スーパー至近+ブランド+築浅+フルリフォーム=それでこの価格!」という物件がありました。そこでまず物件至近の地元資本スーパーで買い物をしてみたのですが、品揃え・価格などが…でした。で、大手チェーンに買い物に行くには車が必要な距離。
また、ある物件では「買い物難民へのリスク」も感じました。10年後「地元資本の倒産」「大手スーパーの撤退」の可能性は0ではありません…。
◆当たり前のことですが立地も価格のうち
というわけで、自然の近くかリゾート地で暮らすのが本意なのですが、ちょっとリスクが高いようです。
そう考えて改めて条件を整理し直すと「7つ」に集約できました。
①新幹線停車駅
②駅近
③徒歩圏内に複数のスーパー、もしくは商店街
④オール電化、もしくは都市ガス
⑤カーシェアがある、もしくは将来的に整備されそう
⑥リフォーム物件、もしくは購入後リフォーム可能
⑦購入後、賃貸にも出せる
◆7つの条件で物件を見直すと…
ありました!「軽井沢」にありました!
新幹線停車駅、駅近、スーパー徒歩圏、オール電化、リフォーム物件で賃貸可能です。
「4千万円」ですけどね(笑)。
気を取り直して郊外都市の新幹線停車駅で探し直すと、予算内の物件が意外とありました。
時期的にリフォーム物件が多いです。3~4月に売却され、購入した不動産業者がリフォームして販売です(競売物件らしきものもありますが…)。中には、販売価格にフルリフォーム経費込みという物件もありました。購入者が好きなようにリフォームしてくださいということ。いろいろあるのですね。
安さには理由があることを改めて学びました。
もちろん、売る方は美辞麗句を並べます。その言葉に「騙された方が悪い」という価値観を肯定する気はないです。しかし現実には「騙されないように知恵を身に付ける」ことが大切なことを再確認した、久しぶりの遠出でした。
人口減少時代の不動産購入…難しいですね。