55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

コロナ禍に沖縄を思う

テーマ「何が正しいのかはわかりませんが…」

 2か月以上感染者0だった沖縄で、短期間に感染が広がっています。

 そんな中、沖縄時代、お世話になった方が、自社をたたむことになりました。

 小さな会社ですが、その会社がなければ、沖縄を舞台とした映画、ドラマ、MVなど芸術作品のいくつかはこの世に産まれなかったと思います。

◆目次

観光動線と生活動線

 東京スカイツリーを例にしましょう。

 地元が東京の人で、東京スカイツリーに「日常的に行く人」は、まずいないと思います。しかし、外国や地方から「観光」で東京を訪れた人の多くは、スカイツリーに行くと思います。

 つまり「地元の人の生活の場」と「観光客が訪問する場」とは、基本的に交わらないものです。ですから、お互いに異なる生活圏に入らない、観光・仕事で移動のある方は「地元の方の生活の場」に入らないという発想があればと思うのです。

 

観光動線と生活動線が交わる場所

 この二つが交わってしまう場所が「夜の街」ということなのでしょうか。

 個人的にこの表現は好ましくないと考えています。ただ「観光と労働」とが交差する場がとても危険という意味なら、この表現を認めざるを得ません。そして交差する機会は、場所が狭いほど増えると思います。例えば「離島」ですね。そうなると、観光施設も営業自粛という判断に傾くことになります。従業員は地元の人ですから。

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もし沖縄に行くなら…

 とにかく地元の人との接触を避けることです。

 那覇空港からレンタカーで移動する。宿泊はリゾートホテルか、自炊のできるコンドミニアムタイプ。スーパーなどでの買い出しは当然マスク着用。観光は、解放感のあるビーチでのんびりするか、海沿いをドライブして風を感じるかでいかがでしょう。人との交流ではなく、自然と触れ合う旅ですね。

 

ここで生まれるジレンマ

 沖縄の人とのふれあいのない観光が、沖縄の人々の生活を支えることになるか…です。さらに言えば、そういう「ふれあい」が沖縄の旅の魅力なのであって、ここに大きなジレンマを感じます。

 しかし、地元の人の安全を守りつつ観光客も満足する「新しい沖縄旅行のスタイル」を考える必要も感じます。例えば、沖縄に来なくても沖縄を感じることができる「仕掛け」。「お取り寄せ」「リモート」で新しい可能性を広げている人はすでに現れています。

 

来ていただけないと提供できない沖縄の価値もある

 一方で「沖縄の価値」は、沖縄に来ないと提供できないものがあります。

 冒頭に記したようなお仕事です。であれば「地元の生活動線と交差しないルート」を作り出し、「沖縄という価値を提供するビジネス」を何とか継続できないものかと思います。

 もちろん、今すぐではありませんが、再び沖縄の扉が開くことを祈りつつです。