55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

退職生活4ヶ月目の振り返り その3(自己のあり方)

テーマ「自己肯定感の回復」

 久しぶりの青空。

 朝から掃除、洗濯、換気をしてすっきりしました。近所の方も、盛大に布団を干しています。

 久しぶりに、爽やかな気分です。

 

退職直後の恐怖感

 現役時代身に付けた仕事上のスキルがあります。

 退職してこのスキルがさび付くことに恐怖を感じていました。スキルが維持できないだけでなく、古くなることも恐れていました。

 その恐怖は、「このスキルで稼いできた、これからも稼ぎたい」という無意識の欲求が根源です。「収入0円」とは「自己の存在は無意味」というメタファーでもあります。そこに不安や焦燥感があったのです。

 

身体の変化

 先日、白髪がほぼなくなっていることに気付きました。

 身体は正直です(笑)。いろいろありますが、現役時代に比べれば、ストレスの少ない生活になっているようです。この気付きで、過去のスキルへのこだわりを棄てる意識ができました。そして、今の生活を楽しみつつ、自分の「あり方」を思うようになりました。

 

あり方へのシフト

 まず、心を緩めました。

 「コロナの自粛中にもっと勉強しないと」と緊張していたようです。その「勉強」とは、「過去のスキル」です。その義務感からの緊張を緩めました。そして、堕落した生活を自分に許可しました。何をするのも気分次第で良い。やるのは好きなことだけで良いという日常です。

 そうすると、自分が本当にやりたいこと、好きなこと、読みたい本だけが残ります。

 世間の動きや対人関係から距離を置けば、心はいつも穏やか。

 世間の動きや対人関係から距離を置いているのに、世の中の道理や人の気持ちがわかってくる。

 これが「隠居」なのかもしれません。

 縁側で新聞を読む、爪を切る、庭を眺めて過ごす…沖縄で出会ったおじい・おばあの姿と自分とが、少し重なってきました。

 

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一度自分を空にする

 堕落した生活をしつつ、思い込み・既成概念・過去から離れようと思います。そこで残るものが、私が本当に求めているものかもしれません。

 引きこもり生活の楽しみは、これかと感じる今日この頃。

 年を取るのは難しいものですが、今は、感染予防に努めつつ、リセットからという、これが早期退職4カ月目の定点観測記録です。