テーマ「学び直し」
私大文系出身ですから、受験科目に数学はありませんでした。
そんなわけで、高校2年生以降数学に触れていません。そんな状況ですが、何となく「数学を学び直してみよう」と思い立ちました。
◆目次
数学が苦手な理由
と言っても、数学以前に「算数」でつまずいています。
父の転勤によって、私は小学校を3回転校しました。
その際、「九九」「分数の計算」「円周率」が終了する前に、それらの授業が終わった学校に転校という不運が続きました。今でも記憶がありますが、算数の授業で先生が何を言っているか全くわからないという状況は、ほぼパニックでした。
すると、そんな状況を察した両親・兄が家庭教師となりました。
我が家は私以外理系。父は工学部卒、母は薬学部卒、兄は後に理学部に進みます。ただ、こういう人々の「あるある」で、まず「何でこれがわからないんだ」「何でこんなことができないんだ」攻撃が始まります。そんなわけで、小・中学で算数・数学はすっかり苦手となり、高校の文理選択では迷わず「文系」に進み、数学から逃避しました。
大人になって「数学が苦手」なためにチャンスを逃すことが
幸い「就職試験」で数学は致命傷にはなりませんでした。ただし、合格してから「君は専門や小論文が特によかったので合格だったけど、一般教養の筆記はひどかったよ」と告げられました。自覚はあります。数学・物理・化学の問題は、ほぼ全滅だったと思います。そもそも捨てていましたから(申し訳ない)。
最初に逃したチャンスは「臨床心理士」です。教育・福祉系に配属され、心理やカウンセリングの勉強をしていた時でした。しかし「臨床心理士」の試験には「数学」があります。これで諦めました。
他にも、仕事で「数学的な概念」の必要性が年々高まってきました。特に「微分積分」です。しかし、高校で私大文系コースを選択した私は、そもそも「微分積分」を習っていないのです。こうして臨床心理士に続き、いくつかの機会を逃していきました。
仕事では「できる人」がいるので、その人とチームを組むことで何とかなりましたが、「個人」としては「数学ができない」「数学的概念を理解できない」ことで逃したチャンスはとても多いです。
目的・目標は
中学数学の復習から初めて、数学ⅠA・ⅡBと進み、微分積分まで到達することです。
大学受験をするわけではないので、知識と概念が身に付けば良いです。東大の問題を解くことが目標ではありません。ただ、今後何かの機会があった時に「数学」で諦めることをなくしたいです。
また、私が好きな哲学の理解にもと思っています。そもそも、哲学者はイコール数学者でもあったわけで、数学を知ることで哲学の理解も進めばと思っています。
とりあえずこれを買ってきました
「やさしくまるごと中学数学」(学研)
書店でいろいろ見て選びました。
ノルマがあるわけでも、人に教えるわけでも、仕事上必要なわけでもありません。とりあえず、年内に終わればいいかな…。
先々、大学・大学院にもう一度と思っています。
これから何を学ぶにしても、「数学コンプレックス」が解消できれば、新しい学びに挑戦する勇気がわくのではないかと思っています。