テーマ「学校の先生からの依頼」
大学の同級生やサークルの後輩に、学校の先生がいます。
また、教育関係の部署に勤務したこともあって、それ以来の知り合いもいます。
そんな中から、意外なお話が…
◆目次
キャリア教育って何??
少し前まで「進路指導」と言われたものでしょうか。
依頼主の言葉を借りると…
進路指導は「模試の結果を見て、勉強法や受験大学を指導」するもの。
キャリア教育は「自分がどんな問題意識、興味関心、能力適性を持っているか自覚し、それに相応しい学びを進める・深めるためのアドバイス」だそうで、その入り口で、私に来て欲しいという打診です。
ええと、正直よくわかりません(笑)。
そもそも見本になるようなキャリアではない
私は都内私大の文系学部の出身。
終身雇用制度に逆らって転職を繰り返し、出世コースとは縁遠く、地方転勤を楽しみ、民間~公務員~民間と経験して早期退職しています。こういう人間が、高校生に何を話すのか(笑)。
上司や保護者に怒られるんじゃないの…という心配が先に立ちます。
そういえば、職場では「私以外、全員国立大出身」「隣の席が東大出身」ということもありました。私自身は学歴、出身大学、偏差値をあまり気にしないタイプなのですが、周囲はいろいろ思うことがあったのだと思います。よく「自由でいいね」と言われましたが、これは決して「ほめ言葉」ではないですよね。
良い高校、良い大学を出て、大きな会社に入り、安定した人生を送る
この価値観だけでは、生きていけないそうです(by高校の先生)。
なるほど。バブルからその崩壊を見てきましたから、納得の部分もあります。
バブル時代は日本企業がニューヨークの土地・ビルを買収していましたが、今は海外の企業や個人が、日本の土地・企業・マンションを買収しています。
山一証券や日本興業銀行が姿を消し、職場の若手に「華麗なる一族」(山崎豊子)のストーリーから「都市銀行の再編」を説明するくらい時代は変わりました。5時に帰宅できる公務員は少数派です。
たった30年ですけどね。
個として生きることを選択している若者との出会い
沖縄県庁の採用内定者の1/4が辞退したのは昨年春。日本海側の小さな町で出会った、地域おこし協力隊として中高生の学習支援をしている若者は、都内の有名私立中高から東大に進んだ優秀な人材でした。
こうした若者たちは、良い高校、良い大学を出た後、「個として生きることを選択した」と言えるでしょう。自己のキャリアを「個として開拓する」なら、私にも少し経験があります。現在の日本社会で「個として生きること」の楽しさ、難しさ、大切さ、喜び、現実性、必要性を伝えることなら、少しできるかもしれません。
そういうことみたいです(笑)。ならば、安心して協力できます。
今考えているのは、「個」を引き出すワークです。
「LEGO」を使って、高校生が自分自身と向き合う時間にしてみよう思っています。
そういえば、私の教員免許はどうなったのかな…と思って調べてみると、失効のようです。私の場合、この3月までに更新講習を受け、手続きをしないといけなかったみたいです。ちなみに、学校の先生はみんな多忙です。そんな先生方のサポートになればいいかな。実現はまだ先。というより実現するかどうかという段階での打診です。
そもそも私の履歴書で、上から許可が出るとは思えませんが(笑)