テーマ「無職はつらいよ?」
「無職」になってそろそろ3か月。
周囲からは「5月って何していたんですか?」「毎日、どんな生活をしているんですか」と問われることが多いです。きっと、ヒマを持て余しているのだと思っているのでしょう(笑)
◆目次
忙しいわけではないですがやることは意外と多い
健康で文化的なビンボー生活は、結構頭を使います。「小さな判断」がたくさん必要なのです。
食料や消耗品の買い出し、図書館で本の貸出・返却、定期的なハローワーク通いや公共料金・税金の支払いなどのために外出も必要。自宅では、家計簿で収支の確認、友人とZOOMで会話、映画・読書、炊事・洗濯・掃除。
そんなわけで、意外と「何もない一日」はありません。それどころか、自分で締切を設定し、実行計画を練り、行動に移すわけで、小さな選択・決断・判断を下し続ける日々。主婦・主夫の多忙感、ストレスがわかるようになりました。
精神的な波の大きさとその原因
メンタルは、4月(悪い)、5月(やや上向き)、6月(下向き)という感じです。
原因を自問自答すると、一つ思い当たることがあります。それは、「仕事を辞めてわかることの多さ」です。
仕事から離れた今の方が、世の中を俯瞰的に見ることができるような気がします。
今思えばですが、仕事をしていた頃は、無意識に排除・遮断・無視していた情報・発想・価値観がありました。しかし、立場や既成概念から解放されることで気付くこと、理解できることが増えます。主婦・主夫の多忙感やストレスへの気付きもその一つです。
職業上の立場や価値観からの解放は嬉しいことです。しかし、それは今まで自分が下してきた過去の判断の過ちへの気付きを伴います。これが、しんどいですね。
無職のしんどさ
現役時代もメンタルのしんどさはあります。
しかし、それは日々の仕事で上書きされます。そして前進することができます。
一方、無職になると、過去を上書きしてくれるもの、更新してくれるものがありません。むしろ、過去が追いかけてくるようで、非常にしんどいです。
「ここを超えたら楽になる」「今が頑張りどころ」というものがありません。
「締切のない日々」なので、過去から逃げることができません。
退職したら何か新しいことを始めた方が良いかも
ポツポツと○○を手伝ってくれますか…のようなお話をいただいています。
少し「やること」を増やした方がよいのかもしれません。
早期退職を考えた時には計画になかったことの方が、良いかもしれません。
早期退職にも理想と現実がありました。
その現実は、人によると思いますが、なかなか重いです。
退職をお考えの方は、まず「過去の清算」を済ませた方が良いかもしれません。