55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

転職のこと その1

テーマ「転職」 

 転職と言えば「キャリアアップ」「給与アップ」「やりがいアップ」というバラ色の成功をおさめる人もいれば、すべて「ダウン」になる場合もあります。

 私自身は転職を2回経験しました。

 周囲には転職経験がもっと多い人もいます。転職で幸せをつかんだ人、転職してその後消息不明の人、転職して…、その後の運命は様々ですが、その違いはどこから? 

 そんなお話を連載で。

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転職時に覚悟・検討・確認が必要なのは「給与」

 周囲を見渡しても、転職で昇給を勝ち取る方はそんなに多くないです。

 また転職前に提示された給与条件と、転職入社後の給与条件が違うこともあります。その良くある言い訳は「年度で給与のルールが変わったから」。

 これ、公務員でも多いです。辞令が貰えないなんてのもありました。

 「日本的義理人情」、つまり「なーなー」なんですね。と言って、労基に訴えると人間関係が崩壊します。

 前職経験が給与や職歴にどこまでカウントされるかも良く聞いておいた方が良いです。多くの企業・役所では、ある時は前職も含めて経験〇年、ある時はこの会社・役所に入って〇年と、適当に使い分けされます。

 私が民間から公務員になった時、同年齢・同職歴の人と比べると、1~2年分、給与は低かったです。問い合わせると、今後の定期昇給で調整していくということでした。それでも追いつくまで数年かかりました。 

 また、都道府県をまたいだ転勤の場合、その地域の給与水準にあわせて、給与が上下することもありました。沖縄で最初の給与が振り込まれた時は、ちょっと青ざめました(笑)。

 都道府県によって福利厚生や手当なども違いますし、職場独自の積立(懇親会とかコーヒー代とか)の有無によっても手取り額は結構変わります。

 

転職の窓口になる人が、人事担当者とは限らない

 転職の時、声を掛けてくれる人は「現場の人」が多いはず…。

 現場の人は、給与や転職入社の段取りについて実はよくわかっていないことが多いのです。

 逆に言えば、こういうことをしっかり確認できる人、人事担当者と直接面会できるような相手なら、ある程度信頼できると言って良いでしょう。

 

「給与」と「仕事のやりがい」とはトレードオフという現実

 多少給与が下がっても仕事のやりがいを取るか、その逆を求めるか…というのが、私の周辺の転職に良くある風景でした。しかし、それでいいのかという疑問もあります。

 「給与とやりがいのトレードオフという現実がなくなって欲しいですね。

 これは、転職限定ではなく、就職全体に言えることですから。

 また、本人の考える「キャリアアップ」と、社員教育・研修の目的としての「キャリアアップ」とは、得てして異なることも多いです。なかなか、難しいですね。

 

何でこうなってしまうのか??

 専門性、専門家への評価、理解が足りないような気がします。

 この件、次に続けます。