テーマ「暮らしの場所を考える」
退職時は都内に住んでいました。23区内の賃貸です。
東北赴任時にはマンションを所有していました。しかし、再び東京への異動があって手放しました。というわけで現在賃貸生活です。不動産購入は東京オリンピック後と考えています。
目次
1、現実的に考える
①生活固定費を抑える
退職後は貯金を崩しての生活です。まず、家賃の高い東京都内を出ます。ただし、寒い土地はスタッドレスタイヤへの履き替え、暖房費(電気代、灯油代)などがかさむので外します。
②災害・震災のリスクが少ない場所で
東北赴任時、東日本大震災を経験した身としては、やはり避けたいです。
首都圏、南海トラフなどのエリアは避けたいところ。海沿い、川沿いも同様です。
③公共料金が安く、公的支援が充実している自治体で
転勤が多かったので、いろいろな土地で暮らしました。
そこで学んだのは、公共料金の違いの大きさです(電気・水道・ガス、交通機関)。
特に水道料金で比較すると良く分かりますが、自治体によって全然違います。また、将来の年金支給額も自治体によって異なることはご存じですか。つまり自治体の規模、政策、首長によって「暮らしの費用や支援」は大きく異なるのです。
2、条件の整理とその結果
「東京近郊で人口10万人規模。都内への交通の便が良く人口が増加している」
「企業城下町で、水害リスクが低ければ尚良し」
というわけで、決めたのは今まで住んだことのない自治体です。
憧れも土地勘もありません。
それでもここに決めて良かったと感じています。新型コロナに対応する生活支援が早いのです。過去記事にもありますが、すでに特別定額給付金をいただいております。公共料金の減免も告知されています。あと大事なことですが、教育にも力を入れているようで、オンライン教育のための動きも始まっています。
全国的にも、人口10万人規模の自治体は住民のための動きが早いようです。多すぎず少なすぎず、都会過ぎず田舎過ぎない、ちょうと良い規模なのかもしれません。

3、本当に住みたかったのは…
まず、信州は軽井沢、長野、松本、上田、小諸。瀬戸内・しまなみ海道に沿って尾道、福山、三原、今治、松山。九州なら長崎、温泉があって物価の安い大分・別府。京都に近く家賃の安い滋賀県の大津・草津。小泉八雲が暮らし、今は地方創生のトップランナーでもある島根県の松江。
それぞれ、近くに赴任していたこともあって、土地勘も物件もありました。しかし、まず西日本を諦めました。私は好きなのですが、東京で育った私には合わないかもしれないという不安がありました。信州も冬のコストを考えて外しました。
4、生活は、憧れより現実を優先
憧れは憧れのままにです。転勤生活の中で「人生の楽園の現実」も知りましたから。
その代わり、日々の暮らしを工夫して旅費を作りつつ、終の棲家を探したいと思っています。