テーマ「退職直後は結構しんどいです」
勤め人時代、「毎日が日曜日」という言葉に憧れました。
しかし、実際に退職してみると、心身の状況はあまりよくありません。
今日はそんなお話。
目次
退職直後の心身の状態
夜は眠く、朝は苦痛だった勤め人時代。
退職すると、夜は眠れず、朝は早起きになりました。結果、一日中身体はだるいまま。夜が長くなるので、夕食後空腹がやってきてイライラします。逆に午前中は食欲がなく、朝食はコーヒーのみ。
集中力、持続力が落ちました。読書も映画も重い作品はダメ。不意に勤め人時代の失敗の記憶がよみがえり、重い気分になるのは、眠れない要因の一つです。
一方で、解放感もあります。もし、4月以降も仕事を続けていれば、それはそれでいろんなことがあったでしょう。そんな状況から距離を置くことができるだけでも恵まれていると感じます。
退職直後の心境を振り返ると
退職することで世の中の変化についていけなくなる、取り残されるという不安感が強いです。
新型コロナへの対応を進めている人は、新しいスキルを身に付け、次の社会を構築しつつあります。現場で実践しつつ前進しているかつての同僚に対し、現場を離れた私に実践の場はありません。この事実に焦燥感があります。
こうした不安感、焦燥感の根源にあるのは「罪悪感」のようです。
働かざるもの食うべからず、現実逃避、無責任…。昭和生まれですから、勤勉・努力・継続という価値観を刷り込まれています。そういう価値観が自分を責め、せめて生活でも規則正しくと思うのでしょう。夜は早く寝ようするのは、そういう強迫観念のような心情です。
切り替えのための3カ条
心身の生理に逆らわない
罪悪感などの価値観から距離を置く
読書、映画、音楽、マンガなど、エンターテイメントに触れる
要するに「眠くなったら寝る、お腹が減ったら食べる」「その時の気分で、食べたいものを食べ、本や映画を選ぶ」「この先で購入予定の終の棲家を探してみる」。これで良いんじゃないかなと思えるようになったのが5月。もちろん、罪悪感から完全に逃れることはできません。眠れないことも、集中力が落ちたままなのも変わりません。でも、眠れないなら起きていればいいわけですし、本や映画の内容が頭に入ってこなくなれば休めばいいんです。
そもそも隠遁生活で良いんですよね。俗世間に距離を置き、心の安定を取り戻す方向に舵を切る。
そんな心境が言語化できた退職50日目です。