テーマ「退職生活のはじまりに」
現役時代に夢見た「自由な暮らし」を実現したのはこの春。
早期退職を現実として考えるようになったのは、50歳を過ぎた頃から。その後いろいろな偶然が重なり決断となりました。念のためですが、地方移住して農業をしながらカフェとか、そういう「人生の楽園」みたいな夢はありません。
もしあるとすれば、若き日に読んだ「大東京ビンボー生活マニュアル」(前川つかさ)のような暮らし、主人公「コースケ」の日常が理想かもしれません。
目次
1、退職と同時に必要な公的手続き
①年金
②健康保険
③雇用保険
手続きは面倒だろうなと思っていました。順番を待ち、窓口で書類をたくさん書き、また待つ。しかし、それは杞憂でした。それぞれの手続きに必要な書類と、私の場合はマイナンバーカードを窓口に出せばすぐ。
最短は国民健康保険への切り替え。10分もかからず保険証を手渡されました。
(これについては後日詳しく)
2、退職直後の「無駄遣い」を防ぐため
退職直後「自分へのご褒美で散財」という話があります。
退職してみて、その心情が少しわかります。「退職ハイ」なんです。
これを防ぐために、ネット上にある無料の「家計簿アプリ」を使っています。カードや銀行口座と連携して家計簿を自動的に作ってくれます。特に、銀行口座をインターネットバンキングにしてある人はすぐ使えるようになります。これで、日・週・月・年単位で収支がわかります。
節約の意識、高まっています。というか、楽しく節約しています。
3、人とのつながり
現役時代、お世話になった人への御礼と感謝を進めています。同時に、これからお世話になる人も大事にしたいですね。
幸運なのは、昔から友人が、数年前ファイナンシャルプランナーになったこと。お金のことを相談できる人がいるのは心強いです。もう一つは、大学時代の友人たちですね。利害関係なく馬鹿話ができる仲間です。つながりの手段は、SNSや通話アプリですね。
ちなみに、私はヘッドセットが苦手なので、下のスピーカーマイクを使っています。
(うわ、値上がりしてる!。私の購入時は約5000円だったのに!!)
4、自身へのメンタルケア
「退職の解放感」と「無職の不安感」。
「退職ハイ」と「自粛(新型コロナですね)」。
これが交互にやってきます。働いている時よりも心の振り幅が大きくなった感じです。また、世の中がこんな時に退職したことに対し、罪悪感や取り残された感もあります。
しかし、これらは、退職に伴う自然な心の動きなのでしょう。仕事人間の退職後のエピソードあるあるなんですね。現役時代は疑問に思ったものですが、自分が退職してみると良く分かります(笑)。
心の振り幅が大きいのは、心の自然な動きと肯定的にとらえ、無理にコントロールして抑え込まない方が良いみたいです。しかも今は「退職ハイ」が来ても、「自粛」で何もできません。温泉も蕎麦もお預け。この間に、新しい生活パターンをつかみ、節約を進めた方が良いみたいです。
5、最後に
早期退職について相談したFPの言葉が私を支えてくれています。
「あなたはここまで働いてきた。納税という形で国にお金を払ってきた。
だから、国の支援制度があれば堂々と使いなさい。
義務を果たしてきたのだから、ここで権利を使って良いんだよ。
それが日本社会の仕組みなんだから」