55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

お仕事の山をこえる

 9月から取り組んだお仕事を終えました。

 月曜日締切だったのですが、私以外の方の進行が遅れ気味とのことで、明日まで締切が伸びました。というわけで、自己校正をして、改めて本日提出しました。

 

スーパーインドア生活 

 お仕事を振り返ると、約10万字書いてますね。

 400字詰め原稿用紙で、2,500枚…ですか。笑ってしまいますね。

 散歩に出るのが恐い…、とにかく、書き続けていないと怖い。

 と言っても、書き続けることは無理で(笑)、何も浮かんでこない時間も多い。

 というわけで、スーパーインドア生活が6週間続きました。

 

頭の中で書く時間、文字として書く時間

 もちろん、資料を読むことも必要。で、読んだ資料などを頭の中で反芻し、イメージや方向性を確認しつつ、どんな表現技法を使えばいいか…という試行錯誤をします。

 私のベストは、頭の中で書きあがった時、PCに向かうこと。

 逆に言えば、PCに向かった時には、頭の中では完成してるってことですね。

 この時が一番楽しいです。

 鉛筆だと、思考に対して「書くスピードが追いつかない」というストレスがあるのですが、キーボードだと「思考スピードと同じ速度で文字化が進む」ので、これも楽しい要因なのでしょう。

 

2週間を過ぎてペースがつかめてくる

 2週間くらいすると少し慣れてきて、パターンがいくつか出来てきます。 

 で、このペースで進むと、締切1週間前には終わりそう…という見込みも立ってきます。そのあたりで少し余裕が出てきました。

 とにかく「書くこと」を優先する、完成度は低くてもいいので、まず書いてしまう。

 で、締切前の1週間で見直して完成度を高める。

 そういう計算・計画が立ったのが、2週間経過時でした。

 

並行して高校生の学習支援も…

 ちょうど、大学入試・総合型選抜の季節でもあるんですね。

 ので、依頼された分はお断りせず進めることができました。

 結構な難関大学の一次通過のお知らせもあって、励まされました。何より、受験生との会話に、原稿のヒントをいただくことが多く、本当に感謝というか、日本の未来は実は明るいという希望を再確認することもできました。

 

 というわけで、明日から、新しい案件がスタートします。これは2週間。

 ただ、今回のように進めることができれば、1週間で終えることができそう。

 質を維持したまま、量産体制にシフトできればと思う今日この頃です。 

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不動産購入の道(番外編)

 昨年の今頃は、物件巡りをしていました。

 遠くは福島から長野まで。

 日帰りで行っていましたが、世間は go toTravel でしたね。

 

1年前に内見した物件 その1(まだ残ってます編)

 なんと、まだ残っている物件がありました。

 立地・価格などとてもよく、同様の物件はどんどん売れているのに…。

 その部屋、某リゾート地にある天然温泉付きのマンション。

 温泉付きということで、オーナーが、部屋の「バスルーム」を「クロゼット」にリフォームしたもの。…残っていますね。私も、それで購入回避したので…。

 

1年前に内見した物件 その2(価格急上昇編)

 軽井沢では珍しい、広めのワンルームタイプ。

 こちらは、10年前から「セカンドハウス利用」も考えて追いかけていたもの。

 なかなか出ないんですが、先月だけで3部屋登場!

 ただ、コロナ前まで300万円前後だった価格が2~3倍に!

 昨年購入して、今年売れば、結構な儲けになったかもしれませんね。

 

1年前に内見した物件 その3(今のマンション)

 先月から、エレベーターの1台が「養生」したままなんです。

 あ、と思ってネットを見ると2部屋出ていました。

 今のマンションを昨年内見した時も、2部屋同時に出ていましたが、その時と同じタイプの部屋。同じ階と2階上。

 私が購入したタイプは100万円以上、見送ったタイプは200万円以上値上がりしていました。長野物件、価格上昇中ですね(当社比)。

 

仙台で暮らしていたマンション

 とっくに売却済みです。ですが、先ほどみたら、1.5倍になっていました。

 そろそろ築30年近いのですが、都心部の駅近・スーパーが近い・公立の有名小学校・中学校があるのは強いのでしょうね。

 賃貸にしておけば「家賃で10万円」。あるいは「今売れば…」と思う気持ちはあります、正直。しかし、最近は「所有することのしんどさ」「断捨離した気楽さ」という気持ちの方が上回ってきました。

 

 地方の不動産、値上がりしているのでしょうか??。

 それとも、新築物件が出ないか、売り切れるか、価格上昇しすぎで、中古マンションを考える人が増えているのでしょうか。

 今の部屋を売る気はさらさらなく、価格以上の価値に感謝している日々ですが、それでも値上がりしているとわかると、精神的に落ち着くと言うか、安心する今日この頃です。

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沖縄生活で変化したこと

 松本に引っ越して数カ月、日常のふとしたことで、4年間の沖縄生活を思い出すことがあります。

 

距離感

 根は東京人です。他者に無関心というわけではありませんが、必要以上に距離をつめることはしません。

 たとえば、コンビニのレジで店員さんに声を掛ける、話し込む、延々とクレームをつける、自分では理解できない手続きを質問しながら進めてレジを独占する…なんてことは、個人的には最もいけないこと。

 値引き交渉をしながら店員さんとのコミュニケーションを楽しむという関西的な感覚は、あんまりありません。そもそも人見知りですし…。

 

沖縄にて

 沖縄でも同様でした。

 心の中では「どもー」と言っていますが、それを表情や声に出すことはないです。

 ただ、沖縄の店員さんの「笑顔」と「ありがとうございました」には、「営業用以上の圧」を感じるんですね(笑)。これに対して「無言・無表情」では、怒っているか機嫌が悪いように感じさせてしまう…そんな罪悪感を感じるようになってきました。

 

地域社会ってこと

 地域社会の狭さとは「知人の知人」が至る所に存在すること。

 沖縄では、よく行くコンビニの店員さんが上司の娘さんとか、たまたま入った居心地のよいカフェが同僚の家族の経営なんてくらいは日常茶飯事。衝撃だったのは「お世話になっている図書館の司書さん」が同僚の奥さんで、私の個人情報が筒抜け(笑)だったという、そういう日常。

 そんなこともあって、初対面の人に「愛想よく」することを心掛けるようになりました。感謝を「表情と声に出す」ってことですね。

 

松本にて

 店員さんの「笑顔」と「ありがとうございました」に、沖縄的圧を感じるのです(笑)。営業以上の何かを感じるのです。

 というわけで、沖縄以来ですが、「どもー」と笑顔で返すようになりました。

 夕方散歩していると、ご近所が集まっている場に遭遇することがあります。その時、目が合った人に会釈するようになりました。沖縄以来です(笑)。

 「松本で暮らすって、こういうことなんだな」としみじみ思う今日この頃。

 みなさまにはいかがお過ごしでしょうか。

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50歳を超えてからの肩の痛み

 40肩、50肩という言葉があります。

 実は、ここまで無縁でした。しかし、ここに来て、はじめて体験することになりました。

 

原因は?

 先月からのお仕事。

 毎日、約1万字くらい書き続けています。

 つまり、PCに向かい、キーボードを叩くだけの毎日が続いているんですね。

 気が付けば、肩より上に腕を上げることをしていませんでした。

 

最初の症状

 2週間くらい経過した時、何となく肩に痛み。

 伸びをしようとすると、アイタタタ。

 その晩、寝がえりをうつ時、肩が下になると激痛…。

 ついに来たか…という感じです。老眼を自覚した時と同じ心情ですね。

 

回復への道のり

 天候不順と原稿プレッシャーでサボりがちだった散歩を再開。

 この時、腕の動きを意識することで、たいぶ軽減しました。

 さらに、YouTubeの「ヨガ動画」で、肩の運動。

 これはもう苦痛・激痛の連続で、思わず声が出るほど。しかし、午前中に肩を動かしておくと、夕方以降、腕を肩より上にあげても痛みが出ません。

 

これからどうするか

 早期退職後、最大量のお仕事をさせていただいていますが、幸い、終わりつつあります。書ききりました。現在は、読み直して推敲・修正を進めています。

 というわけで、毎日の散歩を再開したいと思います。足腰もだいぶ弱っている感じで、近所のスーパーに行くだけで、足が張るようになりました。やばいですね(笑)

 あとは、少しご褒美で「温泉」にと思います。

 身体を温めたいですね。

 

 紅葉も進んでいるので、上高地への散策もと思います。

 ひきこもりの1か月を終え、信州の秋を感じたい今日この頃です。

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早期退職したら、一番自分にあっている暮らしを得ました

 現役時代、心掛けていたことがあります。 

 それは、職場では、みんなと行う共同作業・協働を優先することでした。

 

お仕事と時間との関係性

 いわゆる事務仕事、ルーティンワークは、作業時間が読めます。

 1本当たりの「時間単価(量)」がはっきりしています。

 プロレス的に言えば「60分3本勝負」なんですね。

 一方で「時間単価」がはっきりしない仕事もあります。

 資料作成(会議資料・プレゼン資料)、プロジェクトにおける方針決定・解決の方向性の模索、現場での実践ですね。プロジェクト運営のための学習もそうですし、担当プロジェクトの内容について学ぶ時間もそうです。 

 こういうのは「時間単価(量)」では測れません。

 プロレス的に言えば「時間無制限1本勝負」。

 「質」が優先なので「締切」だけ決めて、あとは納得できるまでやるしかない。

 また、本当に「質」を高めるには、時間という枠を良い意味で「外す」ことも必要。

 ただ、これは「働き方改革」とは矛盾する部分でもあるんですけどね(笑)

 

プロジェクト系業務と時間の関係

 公務員のプロジェクトは「社会課題の解決」そのもの。

 日々、「課題の洗い出し~解決策を考える~検証する~試行する~課題を洗い出す~」という「正解のない螺旋」を繰り返す。

 「正解のない螺旋」を効率化・合理化するためには、「学習理論」の勉強が必要。システム思考・デザイン思考・U理論などを身に付け、これを「ミーティング」に落とし込むのが「プロジェクト運営者」のお仕事。

 いずれも「無制限1本勝負」、つまり「9時5時」という概念にはあてはまりにくい。

 「フレックス」が理想です。

 

在宅ワークが向く仕事×人

 プロジェクト系、研究・創造系ですね。

 出勤はないが、締切がある仕事=「フレックス・タイプ」。

 もちろん「質」が問われる厳しさは伴うのですが、フレックスに慣れると、もう通常勤務には戻れませんね(笑)。

 受験生とお話していると「学校を休んで受験勉強に専念したい」という話を聞くこともあります。こういう受験生は「プロジェクト型、フレックスタイプ」なのかもしれません。

 

業務委託契約×在宅ワーク」という日常

 今は、そういうフレックスな暮らしをしています。

 「早期退職したら、一番自分にあっている暮らしと時間の使い方を得ました」という感じ。30年勤めて、少しご褒美ですかね。

 とは言え、世間的には「無職×いつも部屋にいる不審な隣人」。

 学生であれば「不登校×ひきこもり」というレッテルを張られるでしょう。

 日本の学び方・働き方に「フレックス」という概念が、もっと一般的になるといいな…と思う今日この頃です。

 

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高校生の学習支援、先生のお手伝いから

 お仕事とは別に、高校生の学習支援も続いています。

 先日は、こんな小論文が届いて、「コメント×アドバイス」を求められました。

 

高校生の主張

 とある地方自治体が舞台。その村には病院も常勤の医師もいるが、人口当たりの医師の数は、全国平均以下。これは、この自治体・地域だけの問題ではない。日本の社会課題だ。解決には、病院を増やす、医師を増やす、過疎地域の人口を増やすことが必要だという主張。

 具体的には、医師を目指す若者は過疎地域に率先して赴任すべきなので、それを義務付ける。過疎地域の自治体は「スポーツチーム」を誘致・設立して、若者の移住を促進する(バスケットとか、バレーとかですね)というもの。

 

高校生の主張の評価点、問題点

 評価すべきところは、医療格差・医療資源の配分という大きな社会課題に気付いたこと。スポーツチームの誘致という、割と効果の大きな方法に目を付けたこと。

 問題点は

 ①医療も行政も、医療格差の解決に取り組んでいることを知らない

 ②舞台となった自治体の予算規模・地理的条件・既存施設では

  「メジャースポーツ」の誘致は難しいことに気付いていない。

 論文の評価で言えば「先行研究・先行事例への調査不足」なのですが、その前に「医師や公務員は、地域の問題を放置している」という思い込み・怒りがあるのです。ですから「問題点」は「これでもか!」と提示してあるのですが、「解決への取り組み」が…。

 

よくある「解決の発想」

 ①課題や問題点を「反転」させれば解決…という単純な発想

 「病院が足りない⇒増やせばいい」「長時間勤務が問題⇒定時で帰ればいい」です。

 今回の論文も同様。

 ②「社会課題」を「個人課題・個人の責任」にすり替える

 「医師の偏在」という社会課題を「医師個人の問題に言い換えて責任を問う=ルールで拘束」する発想ですね。

 

社会課題を個人の責任にしても解決しない

 医師不足は医師の責任、いじめは先生の責任、コロナで修学旅行が中止になったのも先生が悪い…社会課題を個人の責任に押し付ける発想・発言が多くの人を苦しめています。個人では解決できない社会課題の解決を、個人の努力に求め、責任を問う場面も多いです(某政党の主張とも重なりますが…)。

 そういう思考・発想が、高校生の文章にも表れています。

 ということを、学校の先生が言うより、先生以外の人が伝える方が説得力がある…ということで、私にまわってきたんですね(笑)。

 

 明るい日本の未来のために、頑張ります。

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早期退職後の心情の変化

 先月あたりから、早期退職後「ネガティブに偏ることが多かった思考・感情」が、少しずつ「穏やか」になってきました。

 

昭和・平成初期の価値観

 わりと、ダメ出し文化なんですね。

 重箱の隅を楊枝でほじくることで「完成度を高める」という建前になっています。

 実際は、重箱の隅を楊枝でほじくることで、長所・可能性が下がることの方が多いのですが、ここが競争原理の正念場。自己を見失うことなく、完成度を高めることができた人間が「サバイバルゲーム」で生き残るのです。

 大学受験でもそうでしたね。難関大学の「悪問」は、山川の世界史教科書ではなく、世界史用語集の注釈から出題されました。それが合否をわけたのです。

 

「対応」より「予防」が評価される

 クレームが来ると「何でクレームが来るんだ、いままで何をしていたんだ」がお約束。クレーム対応、失敗のリカバリーは評価外。何もないこと、失敗しないことが評価の全て。

 というわけで、創造・冒険的な思考は封印され、前例踏襲・保守的な現実が優先されます。よく言えば「危機管理」。しかし、非日常的な出来事に迅速に対応するための「思考力=自分のアタマで考える」は封印されているので、いざとなると危機管理的な言動は取れません。

 

自分の中の「昭和~平成の価値観」とその抑圧がわかってくる

 ドラマ「半沢直樹」の登場人物は、みんなピリピリしていますよね。

 あれ、そういうことなんです。そういう価値観の表現ですね(笑)

 私にもそういう部分があります。それで、職場で泳げたこともあります。

 しかし、年齢を重ねると、この価値観が「存在=パワハラ」を導きます。

 若き日に乗り越えた価値観に、蝕まれているんですね。

 

自分の中の古い価値観に気付くことで、マインドセットが変わる

 過去のいろいろなことが「そういうことか」で処理されていきます。

 もちろん、その多くは「懺悔」してもしきれないことです。

 そういうものを背負って残りの人生を歩むことを受け容れたという感じですね。

 すると、何となくですが、穏やかな時間が増えました。

 これが「悟り」だと、少しうれしいですね。

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