55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

新しいGoogleアナリティクスを「はてなブログ」に設置する(GA4)

テーマ「新しいGoogleアナリティクスへの対応」

 Googleアナリティクスを設置しようとして…できませんでした。

 最近、新しくなったのですね(GA4)。

 この仕様変更によって「トラッキングID」が「測定ID」になりました。

 トラッキングIDは「U」から始まる文字列ですが、測定IDは「G」から始まる文字列。

 「G」から始まる測定IDは「はてなブログの設定→詳細設定」で埋め込むことができません。

 しかし、ネット上の記事のおかげで解決できました。

◆目次

 測定IDの「G」から始まる文字列でGoogleアナリティクスを設置する方法

◆この記事が参考になります。

 タグマネージャーを使う方法です。

 私は、この通りにやって成功しました! 

 本当にありがとうございました。

nainaistar.hatenablog.com

 

Googleコンソールも設置する

 こちらを参考にしました。

 これは、従来通りのようです。

 5分もかかりませんでした。

 ありがとうございます!

renbloglog.hatenablog.com

 

まとめ(新しいGoogleアナリティクスの設置)

1、測定IDの「G」から始まる文字列は、はてなブログ未対応のようです

・「設定→詳細設定→Google Analytics 埋め込み」には入らない

2、Googleタグマネージャーを使う

・タグマネージャーを設定する(上記ブログ参照)

・「設定→詳細設定→Googleタグマネージャー」にコンテナIDを埋め込む

3、Googleコンソールは「従来通り」で大丈夫

 ・上記ブログ参照

4、ネットのことは、ネットで解決できる

 ・必ず解決情報が提示されいる(本当にありがとうございます!)

 

最後に(ネットのことはネットで解決できる)

 「Gから始まる文字列」の埋め込みができなかった時は、かなり落ち込み、数日放置しました。

 「最近の仕様変更」なので、原因も解決もよくわからず、「無料版だからできないのか」と思い込み「Pro」にすることも考えました。

 しかし「タグマネージャー」を使う方法を見つけ、無事設置できました。そのままコンソールの設置もできました。

 ネットのことはネットで解決できる。

 情報提示してくださった方に感謝いたします。

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公務員や教員の志望者が減っている??

テーマ「若者が仕事を辞める理由」

 中央官庁勤務の若手国家公務員に、退職を考えている人が増えているというニュース。

 公務員からの民間転職、そして早期退職経験者としては「申し訳ない。しかしこの問題の根は深い」という思いです。

◆目次

ある小学生の言葉

◆某難関中学を希望する小学6年生に、受験動機を聞きました。

 先生から新聞を読みなさいと教えられ、毎日読むようになった。

 気付いたのは、新聞には「過去」しか書かれていないこと。

 知りたいのは未来。

 未来を考えている人は誰かといろいろ調べたら2つあった。

 「官僚」と「科学者」だ。

 だから、僕は科学を学んで国家公務員になり、日本の未来を創っていきたい。

 そのためには…(以下略)

 

◆この小学生が今、中央官庁で新型コロナ対策担当だったら…

 辞めたくなりそうな気がします(笑)

 現在の政府の動きや対策は、「素人の感覚的判断」と感じます。

 ちなみに、大学に「対面授業」を求める根拠は「対面授業を求める声が届いているから」。

 現場で「感染症・医学・科学の知見」が、大切にされていないのかもしれません。

 

やりがい、モチベーションとは

◆学問・職業に共通する4つの因子

 「知りたい」「解決したい」「役に立ちたい」「助けたい」

 この4つの心の動きが「モチベーション」

 この4つの欲求が満たされるのが「やりがい」

 

◆「素人の感覚的判断」が「業務命令」だったら…。

 モチベーションは上がりません。 

 素人の感覚的判断は、課題解決や国民の幸福実現に結びつくでしょうか。

 そんな時、自己の意見や知識を提供すると、それを「根拠」として指示が作られます。

 指示の成果が出ない時、責任を被るのは「根拠の提供者」になります。

 

時代の変化、現場の変化

◆仕事を辞めたら生活できなくなる?

 オジサンたちは、若手に対し「仕事は辞めないだろう」と無意識に思っています。 

 それは、仕事を辞めたら「食えなくなる、生活に困るはず」という思いです。

 おそらく、ご自身がその思いで仕事を続けてきた、耐えてきたからだと思います。

 その思いには敬意を表します。私も昭和の人間ですし。

 

◆仕事を続けたら生活できなくなる!

 今は、仕事を続けることで自分が壊れてしまうこともあります。

 自分が壊れてしまったら、生活できなくなります。

 であれば、壊れる前に仕事を辞め、別な仕事に就いた方が良い。

 そうなると、ある程度約束されたエリートの道、給与や安定を棄てることに躊躇はありません。

 公務員でなくても「何かの役に立つ、困った人を助ける仕事」はありますから。

 

まとめ(仕事を辞める時…)

・「知りたい、解決したい、役に立ちたい、助けたい」の対象が「国民」でなくなる時

・課題解決のための「専門的知見」の提供が、責任となって返ってくる時

・仕事を「続ける」ことで自分が壊れ、生活ができなくなりそうな時

・公務員でなくても「国民」「未来」のための仕事に就ける時

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    (これからのトップは、仕事できなくてもいいんです。

       人を活かせる人、育てる人、伴走できる人にシフトするかも)

日本文学こぼれ話 その1「坪内逍遥と森鴎外」(写実主義と浪漫主義)

テーマ「日本近代文学

 (個人的趣味ですが、お付き合いいただければ幸いです)

  日本近代文学は「小説神髄」(坪内逍遥)から始まったと言われます。

 「坪内逍遥」は「写実主義」。

 この「写実主義」に異を唱えたのが「森鴎外」。

 森鴎外は「浪漫主義」を唱え、逍遥に「没理想論争」を吹っ掛けます。

 そんな二人の生い立ちをさかのぼると…

◆目次

森鴎外は、「西周」の親戚である「森静男」の長男

◆森静男は、元津和野藩の典医。静男は代々津和野藩の典医である森家の婿養子。

 明治維新後、森家は西周の勧めで東京に移住し、森静男は向島で病院を開きます。

 「森鴎外」は、津和野で神童と言われ、四書五経の類はすぐに覚えてしまったとか

 

◆長男「森鴎外」は、医師となって森家を継ぐ運命にあった。

 森鴎外は、医師になるため大学医学部を目指します。

 まず、医学部進学に必要な「ドイツ語」を学ぶため、本郷壱岐坂にある「進文学舎」に入学。しかし、向島にある森家からの通学は遠い。

 そこで父は、神田小川町にあった「西家」に長男を預けました。

 この時、森鴎外11歳、明治5年のことです。 

 

◆明治7年、森鴎外「東京医学校」を受験

 2年間「進文学舎」に通ってドイツ語にほぼ習熟した森鴎外は、明治7年の春「東京医学校」を受験します。

 この時13歳。ただ、13歳では受験できないので願書には「15歳」と記しました。

 入学してみると、ほとんどの学生は20歳くらい。

 それでも鴎外の成績は、同級生30名中3~4番。

 医学の勉強が楽なので、貸本屋から江戸時代の小説や随筆を借りて読みふけり、貸本屋で手に入るような本はすべて読んでしまったとか…

 

明治7年、坪内逍遥「愛知外国語学校」を受験

◆明治7年、全国8か所に「外国語学校」が作られました。

 最初に出来たのが「東京外国語学校」で、次が「愛知外国語学校」。

 明治7年9月、「坪内勇蔵」という数え歳16歳の痩せた小柄な少年が愛知外国語学校に入学します。この「勇蔵少年」が、のちの「坪内逍遥」。

 

◆「坪内逍遥」は10人兄弟の末っ子。

 父母・姉に愛され、草双紙や読本類を愛読し、芝居を好みました。

 愛知外国語学校入学後は寄宿舎に入り、寄宿舎にいた外国人教師「ドクター・レーザム」の影響を受けます。

 「レーザム」は米国人で本職は医師。

 英語の授業では「発声法」に力を入れ、教科書にあったシェイクスピアハムレット」の一節「to be, or not to be」を表情たっぷりに俳優のような動作で暗唱したとか。

 歌舞伎芝居を見慣れていた少年「逍遥」には、外国の芝居を見るような心地がして印象に残ります。

 

明治7年、二人は同時に「洋学」を学び始めるが…

◆ドイツは「浪漫主義」の本場

 代々藩医だった家の長男「森鴎外」は、医師になるために「ドイツ語」を学び、後「ドイツ留学」をします。

 

◆イギリスは「写実主義」の本場

 10人兄弟の末っ子として生まれた「坪内逍遥」は、読書や芝居を好み、地元の外国語学校に進みます。

 当時の外国語学校は、実質「英語学校」。そこで「シェイクスピア=イギリス文学」と出会います。

 

まとめ(明治7年に「洋学」学び始めた二人の運命は…)

 少年時代に江戸文学を読みふけったのは同じ。

 明治7年から「洋学を正式に学び始めた」のも同じ。

 異なるのは「英語」か「ドイツ語」か。それは「生まれの違い」によるもの。

 この違いが、日本文学に「写実」「浪漫」をもたらすというこぼれ話(笑)

 

 二人の文学主義は、それぞれが育った環境と出会いで育まれたもの(偶然)。

 「自ら選び取ったもの(必然)」とは言い切れないように感じます。

 「運命とは偶然の産物…」と思う今日この頃です。

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            (津和野の「森鴎外」生家)

そろそろ投資を始めようかとNISAを学ぶ

テーマ「早期退職生活とお金」

 今まで、株・投資の経験はありません。

 ちなみに、ギャンブルもしません。実に面白くない男ですね(笑)

 好きとか嫌いとかではなく「覚える時期に覚えなかった」のです。

 株・投資も同じ。意識的に避けたわけではありません。

   出会う機会なくここまできました。

 ◆目次 

 ファイナンシャルプランナーからの助言

早期退職資金が貯まってきた頃から、友人のFPに助言をお願いしています。

◆FPに言われ続けていることは…

・現有資金の半分を投資に回しなさい。

・銀行預金の一部は外貨にしなさい。

・当時所有していた中古マンションは、売却ではなく賃貸にしなさい。

◆実際には

・現有資産は貯金のまま。

・中古マンションは売却

 …助言する価値ないですね。申し訳ない。

 

放置している外貨が増えていることで…

◆FPの顔を立てるために、預金の一部を外貨

 2年後、1.3倍になっていました。

 現在、株は上昇していますが外貨はダウン。

 それでも、一定のラインは維持しています。ここが我慢のしどころのようです。  

◆投機と投資とは異なる

 私が持つ「株」のイメージは「投機」「ギャンブル」です。

 しかしFPの言う「株」は「投資」という意味だとやっとわかりました。

 「長期的な投資では、3回耐えることが必要だ」という言葉が印象に残ります。

 「バブル崩壊リーマンショック~新型コロナ」で3回ですね。

 

10年後、20年後の資金作り

◆65歳、75歳頃に可能性が高い大型出費・不慮の支出への備え

 その頃、家具家電や車の買い替え、自宅のリフォームが想定されます。

 自宅の売却・購入や、老人ホーム入居なども想定されます。

 そのための資金補充になればという考えです。

◆あと4年で年金支給年齢になる

 支給金額は期待できませんが、金額にあわせた生活は構築できます。

 となると、投資で日々の暮らしを支えるという発想ではありません。

 老いへ備えとして始めようかと思います。 

 

まとめ(初めての投資)

・「投機」と「投資」は異なるもの

・「投資」は10年単位で考える

・無職なので「iDeCo」より「NISA」の方がよろしいかも

・今後も大きな社会変動は続くが、まず3回歯を食いしばろう

 

 私が社会人になったのはバブル時代。

 銀行預金利子は5%。1億貯めたら利子で暮らせました。

 某有名ホテルの「1部屋終身利用権」を勧められたこともあります。

 ホテルの1部屋を買うと、清掃・洗濯・朝食などのサービスも一生無料…。

 もちろん、水道・電気などの支払いは不要。価格は二千数百万円。

 借金しても買っておくべきだったかもしれません(笑)。

 が、世の中は変わりました。

 この先、3回歯を食いしばって老後に備えようと思います。

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            (石巻でカキフライ……美味…)

売れる物件、売れていない物件(不動産購入で学んだこと)

テーマ「不動産購入から学んだこと」

 不動産購入にあたって内見させていただいた物件の「その後」です。

 売れる物件、売れない物件の差はどこにあるか。

 個人的な見解をまとめてみました。 

◆目次 

売れていた物件

◆条件が揃っている物件は売れていました。

・駐車場が確保されている

・ターミナルステーションの徒歩圏

・複数のスーパーが徒歩圏

・旧財閥系物件(特に施工が大手の物件)

・管理費などの維持費が3万円未満のマンション

   👇売れた物件の代表格👇
ojisann5560.hatenadiary.com  

 

◆軽井沢・越後湯沢のリゾート物件も

・軽井沢の温泉付きマンション

    昔から追いかけていたのですが、今回1,000万円を切って出てきたのは驚きました。

 これはすぐに売れ、2か月後に「賃貸」で出てきました。

 家賃は一か月10万円。そういう手がありましたね。

・越後湯沢も同様。

 越後湯沢には「冬のリゾート」のイメージがあります。

 しかし、越後湯沢の魅力は「春・夏・秋」の美しさ

 フジロックもありますし、リモートワークにもちょうど良い距離感。

 二拠点生活、週末別荘、書斎として購入する人が増えてきたらしいです。

    👇内見2週間後に売れた物件👇 

ojisann5560.hatenadiary.com

 

まだ売れていない物件

◆以下は地方都市物件です

・駐車場がないマンション、家族分の駐車スペースがない一戸建て

・バスで足の便は確保されているが、駅から遠い。

・車がないと、通勤・通学・買い物が不可能

・施工が大手ではない中古マンション

・断熱仕様になっていない

・維持費がかかる

 

◆リフォーム物件、リノベーション物件でも残っている

・リフォームに魅力を感じて内見しました。

 床・壁・間取りに手は入っています。ただ水回りが古いままなんですね。

 設備が新しい築浅賃貸の水回りの快適さを体験すると、古い水回りはちょっと嫌。

 逆に言えば、水回りも含めたリフォーム物件は売れていました。

・デザイン優先のリノベーション物件も…

 キッチン優先、和風、カフェ風などにリノベーションされた物件も増えています。

 とても気に入った物件があって最後まで候補に残しましたが、辞めました。

 「映え」するリノベーションで、とても魅力的でしたが…。

  (👇リノベーション物件はこれ。絶賛販売中です!👇) 

ojisann5560.hatenadiary.com

 

断熱・気密に無頓着??

 「断熱」について質問すると「??」という反応が多かったです。

 「ストーブと厚着で…」「我が家の冬の電気代は、家族四人で4万円です。そんなものですよ…」と言われたことも。省エネ・断熱リフォームには補助金を出す自治体もあるのですが、あまりいい顔をしない…。

 断熱リフォームの質問をすると「うるさい客」みたいな扱いになるんですけど、これは私が悪いのでしょうか…。

 ちなみに、イマドキの築浅賃貸は断熱もしっかりしています。

 家賃5万円の賃貸に、分譲マンションや一戸建てが負けるのは…です。 

 

まとめ(売れる物件)

・地方都市なので駐車場が必要だが、車なし生活も可能な立地

・販売は地元の不動産屋さんでも、施工は大手業者

・断熱気密に優れているか、なくてもリフォームが可能

・税金、管理費、公共料金なども含めた「維持費」が低め

 

 購入予定の物件のオーナーは、部屋でグランドピアノを弾いていました。

 マンションですが、24時間いつ練習しても大丈夫、音漏れなしだそうです。

 ちなみに、徒歩圏にあるイオンと西友は2年前にできたとのこと。

 引き渡し後にリフォームしてと考えています。

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       (諦めた素敵な物件。一戸建て。絶賛販売中です)

 

SDGsのこと「誰一人取り残さない(leave no one behind)」とは…

テーマ「教育・学習支援」

 「SDGs」という言葉は、徐々に定着しつつあるようです。

 東日本大震災の被災地では復興を考える視点として、人口減少に悩む離島中山間では地域の見直しの発想として活用しました。イマドキの大学入試では、SDGsが小論文の隠しテーマだったりします。

 教育現場での取り組みも進んでいて、起業・実践レベルに進んでいる若者にとって「SDGs」は、日常・常識となっているようです。

◆目次

SDGsとは

 こちらのリンクをご覧ください。

 2030年までに地球全体で取り組み、達成すべき目標が明示されています。

imacocollabo.or.jp

  

誰一人取り残さない、誰一人見捨てられない社会の実現

SDGsを中学生や高校生に伝える時は、こんな言い回しをします。

現代社会には「格差を産み、拡大するしくみ」がある。

 従って「格差を放置」すると、格差は社会全体を蜘蛛の巣のように覆ってしまう。

②格差は意識的に守られることもある

 格差社会の上位にいると思っている人にとって、格差は自分を守る「既得権」。

 「自己責任」という言葉で格差は正当化され、既得権として守られることも。

③格差は隠されやすく、実際見えにくい

 「新しい物差し」を手にしなければ、格差に気付くことは難しい

 

 

なぜ「誰一人取り残さない」とわざわざ言わないといけないのか

◆「誰一人取り残さない社会の実現」という言葉に不快感を示す人は多い(笑)

 自分を否定されたような気がするそうです。

◆「誰一人取り残さない」を「わざわざ言語化」する理由を考えてもらうと

①「誰一人取り残さない」が、地域・組織にしくみとして存在していることに気付く人があります。

 ここから「解決・実践」が生まれます。

②自分の価値観や所属する組織が「誰一人取り残さない」と全く逆であることに気付く人もいます。

 ここから「課題発見」に進む場合もあります。

 

Z世代と言われる若者たち

◆中学生から大学生は現代社会への意識が高い

 彼らの学び、起業、実践には、SDGsが意識されています。

 若者は「既得権」を持っていません。ですから、純粋に幸福や正義の実現、貧困や格差の解消を願い、その実現を使命感として学びや実践を進めています。

◆ひょっとすると、幸福・正義の実現、貧困や格差の解消は、不可能かもしれない

 しかし、不可能であることを理由に、実践・努力を怠ってはいけないと若者たちは言います。

 「持続性」とは、不可能であることを理由にしないこと。

 完全には達成できなくても、実践・努力を続けることで、希望ある未来を創ることだと言います。

 

まとめ(誰一人取り残さない)

・格差や貧困は、現代社会のしくみや人間のエゴが生み出したものかもしれない。

・しかし、世の中には、格差や貧困を産まないしくみ、支え合うしくみもある。

・若者たちの中には、社会課題の解決・SDGs実践に純粋に取り組んでいる者が多い。

・幸福、貧困・格差解決の完璧な実現は不可能かもしれないが、それを理由に実践を怠ってはいけない。

・自分のできる範囲で取り残されている人を救い、希望ある未来を創造することが大切。

 

 日本の未来は決して暗くない(笑)

 若者を軽んじ、学ぶことの価値を認めない大人から、

 若者を守ることがとても大切と感じています。

セルフネグレトと片付けられない部屋

テーマ「メンタルヘルス

 先日NHKの番組で見ました。いわゆる「汚部屋」。

 思い出したのは、東日本大震災後の自分の部屋。

 その時、私は東北勤務の公務員。

 すぐに情報収集・サポートに入り、自宅マンションに戻ったのは5日後でした。

 ◆目次

 すぐに現地に向かう

◆現地の状況

 裏道もわかるほどの土地勘があったのですが、それは全く役に立ちません。

 住宅街なのに家がない、全て焼けている。

 船が目の前にいる、見上げるとバスがある。

 流された車が象の墓場のように一か所に溜まっていて、車内には…。 

 

◆現地では

 情報収集と報告、避難所運営のサポートです。

 現地の状況は理解を超えるものばかり。

 支援スタッフと言えども、水・食料・寝る場所の確保はなし。被災者優先。

 支援スタッフの多くは被災し、家や家族を失っています。

  

最初の帰宅は震災5日後の夜

◆自宅マンションの電気が付きました。水も出ました。

 県庁と大学病院の近所でしたから、インフラ復旧は早かったようです。

 ガス(都市ガス)も4月下旬には復旧しました。

 

◆リビングは本棚が倒れ、床一面に本があふれている

 重い本棚を起こすのは億劫で、でも本棚を起こさなければ片付かないわけで…

 その日は、ポットで沸かしたお湯で髪を洗って寝たのを覚えています。

 

当時の自分を振り返ると

◆罪悪感

 震災は、多くの人々から大切なものを奪いました。

 しかし、私は何も失っていないのです。

 帰宅すれば、電気・水・ガスがあって、お湯も料理もネットある。

 自分だけが日常の中にいることに強い罪悪感がありました。

 

◆本が散乱した部屋を片付けようとしない(片付けられない)

 電気・水道・ガスが復旧し、きれいに整理された部屋で過ごすことへの罪悪感や抑圧があったと思います。

 この罪悪感や抑圧は、自分が自分に掛けたもの。

 本棚が倒れ、床一面に本が散乱した状況に「安心」を感じていたのかもしれません。

 

◆被災地と自宅を往復する日々の中、非日常と日常との境界を失った?

 散らかった部屋で安心していたと振り返ることができるのは時間が経ったから。

 当時は振り返ることも言語化することもできません。

 震災という非日常の中で、異常と正常の判断もつかない混乱の中にいたようです。

 

まとめ

◆セルフネグレト的になってしまうのは…

1、自分にとって大きな喪失経験があった時が危険

 ・災害、怪我、病気、失恋、失職、失敗など

2、一人暮らし、単身赴任の人が危険

 ・部屋がどんなに荒れても、仕事や生活の様子は普通だったりする

 ・部屋を見ない限り、周囲が気付くことは難しい

3、真面目な人、責任感や罪悪感の強い人が危険

 ・ちゃんとした人ほど陥りやすいという逆説

 ・ゴミの分別をルール通りやろうとして、できなくて溜め込む人も

 

◆様子がおかしいと感じたら

1、周囲の人が感じたら、さりげなく部屋で飲もうと誘ってみる

 ・その反応でわかることも

2、自分でやばいと思ったら、近所の「便利屋」をさがしてみる

 ・「便利屋」【検索】で、部屋の片づけの手伝いを依頼する

 ・地域の便利屋さんは、口が堅く信頼できる人が多い。

 ・テレビに出てくる専門業者でなくてもだいじょうぶ。

3、自治体の福祉窓口で相談してみる

 ・「部屋を片付けたい」「ゴミを棄てたい」と言ってください。

 ・これが最初の1歩になります。

 

◆自分で片づけようと決心できたら

1、手袋、マスク、ゴミ袋を準備する

 ・作業時の抵抗が減少します

2、ペットボトル、食べ物の器、書籍(雑誌)が片付けば80%完了

 ・上記3つからスタートするのがコツ

3、捨てる決断は難しいが、捨てればスッキリ!

 ・思い切って捨てれば、捨てる前のこだわりは消えます(笑)

4、時間にすれば1~2時間の作業だったりする

 ・「ゴミ捨て×片付け」は、やってみると1~2時間で終わります。

 ・まず1時間やってみようと思って取り掛かってみると良いです。

 ・終わらなければ、翌日1時間やる。これを繰り返せば自力で終わります。

 

   私の断捨離は、この経験の反動だと思います。

   ただ、断捨離にも気を付けて下さい。ネットに有名な話があります。

   奥様が、御主人が長年大切にしている鉄道模型を棄てたのです。

   ご主人はそのことで奥様を責めず受け入れたように見えました。

   しかしその後、御主人は自分の服などをどんどん捨て始め、

   所有物はスーツケース1個でおさまる程度にまでなってしまった…。

   これ「捨てるセルフネグレト」かもしれません。

   断捨離生活を進める上で、気をつけています。

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