55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

ブラック労働という言葉がまだない頃の話

テーマ「仕事が大変な方に届けばと思います」

 民間企業と公務員両方を経験しました。

 個人的には「公務員時代」の方が、きつかったです。

 その時、私の心身に起きたことを簡単に…

◆目次

いまなら立派なブラック認定ですが…

◆公務員時代、最初の地方勤務地でのこと

 地方都市勤務で、毎日約20㎞、40分の自動車通勤。

 担当業務は、背景にある人間関係の複雑さもあってなかなか進まず。

◆夜11時に庁舎を出るなら早い方

 平日は7時前に出社し、ルーティン業務を済ませてから、担当業務の推進・打ち合わせ・根回し。

 土日は、平日に手を付けられなかった業務処理のため出勤。

 4月に赴任し、6月頃から翌年3月初旬まで、この状況が続きました。 

 

秋のある日、自家用車で通勤中に身体が動かなくなる

◆職場近くの長い坂道の途中で車が止まる…

 しかし、ガス欠ではない。異常を示すランプの点灯もない。

 気付いたのは「右足」がアクセルを踏んでいないこと。

 右足がアクセル上で浮いているのです…。

◆車を降り深呼吸して出直し

 身体に来たかぁ…と思いました。

 しかし、「弱いヤツ」という評価が下るだろうな…と思い、黙っていました。

 そのまま出勤して業務を続けました。

 

後遺症(?)

◆それ以来、バックで車庫入れすると真っ直ぐ入らない

 駐車スペース通りに入れたつもりで下車すると、少し曲がっているんですね。

 頭から入れる時は大丈夫ですが、バックだとだめ。

 本人は、真っ直ぐ入れた手応えがあるのですが…(今でもです)。

◆つらいとき、感情や思考を停止して乗り切る習慣がつく

 よく言えば「鈍感力」、悪く言えば「感情を殺す」ということ。 

 その時は良いのですが、ダメージは後からくるので、結構つらいです。

 早期退職後の落ち込みも、これかもしれません。

 

まとめ

1、身体症状が出たら、心の最終段階(限界)

 ・身体症状は、心の最初の症状ではない

2、身体症状が出た後、笑顔が増えたら危険信号

 ・笑顔は、感情・思考を止めていることの反動

 ・私の場合、仕事へのモチベーションが上がる感じもしました。

3、信用できる人、職場のカウンセラー、家族に打ち明ける

 ・すべての人に理解を求めるのは無理。でも誰かに打ち明ける

4、専門家の判断に従う

 ・退職という結論になる前に、自分を取り戻すことが大切

 ・職場、上司には「専門家の判断」を報告する

 

       心のことを理解してもらうことは難しいです。

     理解されないことで苦しんでいる方に届けば幸いです。

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         心が疲れた時、よく志賀高原に行きました



      

夏の電気代を振り返るとエアコンは連続稼働がよさそう

テーマ「退職生活の生活費(電気代)」

 退職×新型コロナの自粛生活で丸1日の在宅が普通になりました。

 となると、電気代が不安です。

 春・夏・秋の請求金額をまとめてみました

◆目次

電気代の請求額

◆春の電気代(4~6月)

 平均3,200円/月

◆夏の電気代(7~9月)

 平均7,200円/月

◆秋の電気代(10月)

 平均3,200円

  

夏の電力使用状況

◆「エアコン」は24時間稼働

 この夏「エアコンスイッチ入れっ放し」を試みました。 

 近所への買い出し程度の外出ならそのままで。

◆「除湿器」も24時間稼働

 春の湿度は「20~30%」でした。

 しかし、梅雨になると「60~70%」に。

 そこで、除湿器を動かし「湿度50%未満」を維持するようにしました。

 沖縄時代の知恵です(笑)  

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エアコンと除湿器をフル稼働した分の電気代は

◆エアコンと除湿器で「約4,000円/月(約140/日)」

 24時間在宅でこの電気代は、安いと感じています。

◆エアコン×除湿器の効果

 除湿器の稼働で、部屋の湿度は50%以下にできます。

 湿度を下げることは、快適度の向上だけなく、部屋の劣化防止にもなります。

 

まとめ

◆エアコン×除湿器を24時間稼働した夏期の電気代

 ・1か月7,200円。うち4,000円がエアコン×除湿器

◆気密性の高い集合住宅では「エアコン24時間稼働」が効率的?

 ・あくまで、個人的経験則ですが…

◆夏期は「エアコン×除湿器」の併用が効果的

 ・エアコンだけでは湿度のコントロールができません。

 ・除湿器との併用が、快適性・電気代・部屋の劣化防止に効果があると感じます。

 

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        (来年は、どんな夏になるのでしょうか…)

学び続けることは人生の質を変える

テーマ「早期退職の日々に」

 仕事を離れて毎日が日曜日なのは退職前の想定通り。

 しかし、気持ちが落ち込み精神的には不安定な日も多かったです。

 そんな状況を救ってくれたのは、「学び」でした。

◆目次 

 私大文系出身の私の天敵は「数学」

◆高校で早々に文系を選択したのは「数学」から逃げるため。

 高校2年生で数学から逃れ、学んだのは数Ⅰのみ。

 進路から国立大は消え、都内の私大文系学部に進学しました。

◆「数学」「英語」でチャンスを逃したことも

 心理系の資格取得を目指したのですが、内容の1/4が「数学」なんですね。

 日本語教員資格は最終段階まで進んだのですが、「英語」で日本語を教える…ことはできずに終了。

 もし、日本語教師資格を得ていれば、公務員を辞めて海外で暮らす予定でしたが…。

 

55歳からの中学数学

◆数学を学び直そうと思ったのは新型コロナの流行

 新型コロナの流行で、様々な数値・科学的知見が提示されました。

 しかし、どれを信じて良いかわからないのです。ならば…ということで、微分積分をゴールに中学数学の復習からスタート。これが楽しいのです。

◆年を取ると昔の記憶が鮮明になる(笑)

 問題を解いていると「思い出す」のです。

 中学時代の教室の風景・先生の声・ミスのパターン、そういう昔の記憶が鮮やかによみがえり、正解が増えます。どこでミスを犯したかもよくわかります(笑)。人生で初めて「数学が楽しい」と思えました。

◆「文系・理系」という発想はもう古い

 文系でも数学の素養がないと研究にならない。理系でも古文・漢文の素養がないとグローバル社会に対応できない。そういう時代になっています。

 退職した日々に読む「徒然草」「奥の細道」「源氏物語」への共感は、心の慰め、精神的支えになりました。中学数学の学び直しは、お金の勉強(FP)でのつまずきを減らしてくれました。
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「学歴」より「学習歴」を更新すること

◆私の場合は「数学の学習歴の更新」が必要。

 まもなく「数Ⅱ」という未知の世界に入ります。ここからが難所。

 それでも、数年かけても「数Ⅲ」まで終われば、その後の人生が変わりそうな予感がします。 

◆専門バカを脱したい

 大学時代の専攻から職業としても学び続けたことですから、それはそれで大事にはしたいと思います。

 ただ、組織を離れて個人になってみると「専門バカ」に過ぎません。

 「専門以外できない」から「専門もできる」にしたいですね(笑)

◆普遍的な学びを進める

 今は「数学」という、「中学・高校レベル」の致命傷を回復中。

 「専門性」ではなく「普遍性」を広げることも学びの本質なんですね。

 

まとめ(学び続けることは…)

◆若き日に失った「何か」を取り戻すことにつながる

・自己の「専門性」をさらに深めていく学びもあり

・「苦手分野」の克服、「普遍性」の広がりを目指す学びもあり

◆学びは、退職生活の「経済」「精神」を豊かにする

・退職に伴う喪失感を「教養」に変える学びがある

・昔の記憶が「よみがえる」ことで学びが進むのは、とても楽しい

・新たな分野の学びは、新たな「稼ぎ」になることもある

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    (久しぶりの大学はとても静か。リモート中心ですからね)

早期退職後の収入は複業で

テーマ「早期退職とお金」

 早期退職前の想定は「見込み違い多数」です(笑)。

 しかし、お陰で根本的な間違いに気づくことができました。

 例えばお仕事は、多方面から頂き、複業化することが大切。

 というわけで、マインドセットを変更中です。

◆目次

過去の経験、成功体験にしがみつくことへの自己嫌悪

 前職は、そこそこニッチな専門職。

 専門の知識と経験を活かしての小遣い稼ぎを考えていました。また、専門性を磨くために大学院での学び直しも考えていました。

 しかし、辞めました。

 いつまでも過去と専門性にしがみつくことに自己嫌悪を感じたのです。

 そんな時、お仕事の依頼が来ました。

 

小さなお仕事、小さな稼ぎを積み重ねていくこと

 不定期なお仕事で単価は低いです。

 しかし、単価は低くても、それが通年になれば結構な稼ぎになります

 まず、このお仕事を継続させていただけるよう、誠実に取り組む。

 そして、複数の業務を担当させていただき、通年・総額で稼いでいく。

 こんな単純なことでも我が身になるとなかなか気づき・理解・発想の切り替えが難しいもの。

 気付けてよかったです。

 

個人として依頼されるお仕事の心得

◆まず「時間管理」

 締切を守るために必要。

 お仕事に必要な「物理的時間」を超えて引き受けることは絶対にダメ。

 私は「他にお仕事をしていますか」「現在はうちの業務だけですね」と何度も確認されました。

 

◆自分の能力・経験を超えた内容でも引き受けてみる

 自分の能力・経験の範囲内でできる仕事というのは、まずないと思った方がよい。

 範囲内でできる仕事を選んでいると、依頼そのものがなくなりそう。

 範囲を超えていても、相談し、教えを請いながら進めることができるなら、引き受けてみる方が良いです。

 そのために「時間には余裕」が必要。時間管理は大切です。

 私は「お仕事の背景にある考え方を教えてください」とお願いし、書籍の紹介を受けました。今、それを読みながら準備を進めています。

 

◆自分の考え方、過去のやり方を忘れる

 アーティストなら、その人の「個性・芸風」を期待されての依頼です。

 しかし、早期退職者が組織を離れた個人としていただくお仕事は「クライアントの意図を理解し、忠実に再現する」ことが使命。

 「私なら」は忘れましょう。サラリーマンはアーティストではないですよ!

 「提案」もやめましょう。プロの仕事に徹することです。

 

まとめ(早期退職後のお仕事と稼ぎ)

・過去の経験、専門性を活かした仕事の継続は意外と難しい

・一件単価は低くても、複業化することで稼ぎを大きくする

・毎日が日曜日だからこそ「時間管理」が大切

・能力・経験を超えた仕事でも引き受けてみる勇気と判断が必要

・クライアントの要望を忠実に再現することがプロの技と心得る

  

 人生2度目の新人体験(笑)

 不安は大きいですが、徐々に気持ちが前向きになってきました。 

 お出掛けはやめて「読書の秋」を楽しみます。

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      (何となくですが、今の気分はこんな感じです)

八日目の蝉(角田光代)

テーマ「文学・読書」

 小説「八日目の蝉」は多くの人の心をつかみました。

 映画化されたこともあり、ネット上にはその感想があふれています。

 作品は、「大衆小説」として読まれているようですが、文芸作品として再評価も進んでいます。 

                                 八日目の蝉

◆目次

作品情報

 タイトル 八日目の蝉

 初出   平成17年11月~平成18年7月(「読売新聞夕刊」連載)

 出版   平成19年3月(中央公論社) 

 受賞   第2回中央公論文芸賞

 映像化  平成22年NHK総合テレビでドラマ化(主演 檀れい

      平成23年松竹配給で映画化(主演 井上真央)  

 作者   角田光代

 物語   ・どしゃぶりの雨の中で起きた誘拐事件。犯人は父の愛人。

       連れ去られたのは、私。

       私はその人を、本当の「母」だと信じて生きてきた。

      ・優しかったお母さんは、私を誘拐した人でした。

                       (映画版キャッチコピーより引用)

 

「私」の視点から(ストーリー)

◆優しかったお母さん。自分に愛情を注ぎ、いつも一緒だった母。

 周囲からは「聖母」「仲の良い母子」と言われていた。そして、物心ついた頃から過ごした小豆島の人々もみんな優しかった。

 その母が突然消える。

 母が消えると、「本当の母」と言う人がやってくる。

 

◆「本当の母」が言うには…

 優しかった母は自分を誘拐した人で、その人は父の不倫相手で、私は生まれてすぐに誘拐されて母と一緒に逃亡生活を送っていて、小豆島はその逃亡先なのだと。

 信じたくないその言葉を裏付けるのは、新聞・週刊誌の「不倫相手の子供を誘拐した鬼畜のような女」「出産直後、夫の不倫相手に娘を誘拐された悲劇の母子」という記事。

 しかし「本当の母」には違和感しかない。周囲は「誘拐された悲劇の子」である私を憐れみと好奇の目で見て、微妙な距離感で接してくる。

 

「私」は「2つの物語」の間でジレンマを抱える

 1つは、「母」との時間から紡ぎ出された自分の物語。

 1つは、「本当の母」と暮らすようになってから知った自分の物語。

 2つの物語は、私の中でジレンマとなります。「本当の母」を信じるなら「母」を否定しなければならない、「母」を信じるならば「本当の母」を否定しなければならない。

 「本当の母」は、自分に対して大きな声を上げたり、否定をしたりする。「本当の母」には「違和感」しかなく、「実家」と言われる場所はモノが散らかっていて落ち着かない。しかし、この人が血のつながった「本当の母」。「母と信じてきた人との物語」は嘘。新聞や週刊誌で報道されている「本当の母との物語」が事実。

 こうして、私は「母との物語」を喪失します。

 

「母との物語」に内在するもの

◆この小説には「愛を試す設定」があります

「既婚男性を愛する」「血のつながっていない子を愛する」の二つです。

 母は父の愛人でした。母は父の子を宿しますが、不倫という事情から子供を堕ろします。その時、母は子供が産めない身体になります。母が知るのは、自分が妊娠したのと同じ時期に、父と「本当の母」との間にも子が授かり、無事に誕生したこと。

 立場は愛人でしたが、父を愛していた母に、父の子が見たいという衝動が湧く。愛する人の子供を一目見たい。

 そして愛する人の子供を見た時、思わずその子を連れ出してしまう(その子が私)。

 

◆母は私を愛し慈しんだ。

 血のつながらない子です。しかし、その子は愛した男性の子供でした。自分のところに一瞬やってきて去ってしまった子の姉妹でもあります。

 「愛する男性から授かった子」という意識が芽生えれば、「愛する人との間に誕生した我が子」として愛を注ぐことができました。

 

◆「母との物語」には「愛についての教え」があった

 私は「母との母子関係を再現」すれば、「愛」を学ぶことができました。

 しかし「本当の母」の登場で、母との物語は封印されました。

 「母との物語」を封印された私は、「愛」を学ぶ機会を喪失します。

 

物語の喪失

◆私にとって「母との物語」は、愛に溢れた美しい記憶だった

 しかし「本当の母」と「マスコミ報道」は、その美しい記憶を「鬼畜の所業」「本当の母と私の悲劇」と評価します。私は「母との物語」を喪失し、「本当の母とマスコミ報道による物語」の中に閉じ込められる…。

 このストーリーの意味することは何か。それは「物語の喪失」です。

 

◆「物語」は自己の存在に「意味」「価値」を付加するもの

 私は「本当の母」の出現によって「母との物語」を喪失します。「本当の母」と一緒に暮らす「意味」、自分が存在する「価値」がわからなくなります。

 そして、本当の母を愛すること、人を愛することを知らないまま成長します。

 大人になった私は、かつての母と同じように既婚男性と不倫関係になり、その男性の子を宿します。

 それは「本当の母」が語る「母の物語」の再現。

 自分の記憶にある「母の物語」を喪失した私は、「本当の母」が語る母の物語の中でしか生きることができない。それが「負の連鎖」だけが繰り返される理由。

 負の連鎖から抜け出すためには「母との美しい物語」を受け容れることが必要。

 小説の最後で、私は「自分の記憶」を信じ、アイデンティティを取り戻すことができたのか…。

 

 早期退職からの「気付き」に「喪失への思い」があります。

 退職によって得た自由・幸福の一方で、今までの人生は何だったのかという疑問にもとらわれます。

 この疑問を拡大していくと「物語の喪失×負の連鎖」になります。

 退職してからの読書は「再読」が楽しいです。心の奥の深いところに届きます。 

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今週はプチ断食でデトックス

テーマ「健康」

 月曜日から食欲が低下しました。

 病気の予兆ではありません。不定期にやってくる食欲不振。

 この食欲不振を利用して、今週はプチ断食中です。

◆目次

あくまで「プチ」断食

 早期退職後、食事は1日2食になりました。

 プチ断食では1日1食。

 この1食に「肉・魚・米」は入りません。

 

プチ断食で口にして良いもの(ローカル・ルールです)

 水分は、コーヒー、水、お茶。これは普段通り。

 食事は、豆腐・厚揚げの類。

 今、キムチにはまっているので「厚揚げとキムチを炒めたもの」が主食。

    炒めるのが面倒な時は「豆腐にキムチを載せて」終了。

 1食100円以内です。

 

プチ断食の効果

 ・よく眠れる

   睡眠が「細切れ」から「連続」になる

 ・よく出る

   尾籠な話で申し訳ない

 ・読書の集中力が高まる

   難しめの本がすいすい読めます

 ・ネガティブな感情が自然と遠ざかっていく

   気持ちが前向きになります

 ・痩せる

   運動どころか外出もしていませんが、痩せます。 

 

空腹感と感情とが切り離されていく?

 期間中、肉・魚を口にしません。

 糖質・炭水化物も限りなくゼロに近いと思います。

 もちろん空腹は感じます。しかし、空腹と感情とが切り離されいるようです。

 僧侶の断食修行って、空腹(身体の反応)と食欲(本能)とを切り離すことが目的なのかもしれませんね。

 身体と本能を分割することで「自己抑制」を高めるという修行なのかもしれません (今までは空腹に耐える精神修行だと思っていました)。 

 ちなみに過去最大は1週間。今回は今日で3日目。

 でも何となく、明日か明後日までで自然消滅、通常営業に戻りそうな感じです(笑)

  

 今月は旧暦の神無月。出雲大社八百万の神が集まる月。

 退職前の夢の一つ「神在月の出雲を訪ねる」予定でした。

 しかし、新型コロナの動向や現在の体調(良い意味で)を考え、来年に延期しようと思います。

 自宅でのんびりして、身体と心とを休めようと思う今日この頃です。

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      行きつけだった中華料理店、〆の定番の麻婆豆腐

              これで一人前!

早期退職後の再就職を考える

テーマ「早期退職とお金のこと」

 早期退職後に「再就職」し、「会社員」として給与をもらうのは結構たいへん。

 過去の経験が評価されることはあまりなく、年齢の壁もたちはだかり、退職前と同じ仕事に就くのは結構大変なようです。

 早期退職すると「社員」ではなくなります。退職後の人生は「個人」のもの。

 その自由とリスクについて考えてみました。

 

◆目次

早期退職者の再就職(現実編)

◆退職前と同じ仕事を続けるのは難しい

 そこそこニッチな専門職だった私の実体験。

 「いざとなれば専門性や経験を活かして再就職」は楽天的な思い込み。

 現実は「同点なら若い人」「経験よりポテンシャル」が採用基準。

 年齢制限で応募すらできないこともあります。

 

◆退職前の給与に近い報酬を求めるのは幻想

 採用されても給与は「会社の初任給・最低時給」から再スタート。

 スカウトや引き抜きで契約書を交わすレベルのビジネスマンなら、年齢・実績が加味されるでしょう。

 しかし、普通のサラリーマンの再就職は「初任給・最低時給」から再スタートです。

 

◆退職後の「無職期間」が長いと不利

 採用は「新卒」が強いのと同じ。

 早期退職から再就職を考えているなら、在職中に進めておくという矛盾が…。

 

早期就職者の再就職(楽観編)

◆第二の人生を始めるというマインドセット

 過去のことは一度リセットした方がいいかも。

 経験に頼らず「新しい仕事」に挑戦してみては。

 

◆新しいスキルを学ぶ

 「新しい仕事」「新しいスキル」を学ぶのは楽しいもの。

 学校で、若い人に交じって基礎から学ぶのも良いものです。

 そこに抵抗を感じるなら通信課程の利用があります。最近は「学びもリモート」ですからね。

 

◆最初の報酬は低くても10年後には…

 50歳で早期退職し、2年間新しいスキルを学び、53歳で新しい仕事に就いたとします。

 新しい仕事も10年継続すれば、その経験・信頼は収入に反映されるはず。

 63歳の収入をイメージすることがモチベーションになります。

 

「学び」は人生の転機をもたらす

◆最近、運気が良くなり「お仕事」が舞い込みました👇 

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 報酬は最低価格からのスタートですが、専門性を学び直し、新しいスキルを学ぶ機会をいただいたことが最大の報酬だと感じています。

 再確認したのは「求められていることに応える」「過去の経験にとらわれて自分を主張しない」「信頼と継続」の3つ。心掛けたいと思います。

 

◆新しい学びは、人生を変えてくれる機会をもたらす

 早期退職後に始めた「数学の学び直し」「ファイナンシャルプランナーの勉強」は、高校の先生のお手伝いで役に立っています。

 大学入試小論文では、図表・グラフの読み取りが求められます。図表やグラフを「数学の言葉」で観察・分析できるので助かっています。また、「キャリア教育」に「FP」は新しい視点を与えてくれます。

 「学び」が人生を変えてくれるのは、本当みたいです(笑)。

 

まとめ(早期退職からの再就職には)

・過去を活かすだけでなく、新しいことへの挑戦も視野に入れる

・退職後は「学び直し」「新しい学び」の時間を確保する

・報酬にキャリアは反映されないことを受け容れる

・依頼先からの信頼・継続を心がけ、10年後の自分をモチベーションに 

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            (雲の上はいつも快晴です)